ここ最近、Appleによる自動運転車開発に関する報道が飛び交っていますが、AppleとApple Cardで提携しているGoldman Sacksが投資家向けメモの中で、Appleが関心を持っているのは、車に乗る時間を快適で便利にすることであり、車の生産には興味を持っていないと記しています。
利益率の低い自動車事業に参入することはない
米メディアBusiness Insiderが入手したGoldman Sacksの投資家向けメモには、次のように記されていました。
Appleが自動車生産を、同社のサービスをサポートするハードウェア・プラットフォームとして考えているというならわかる。しかし自動車のような利益率の低い事業に参入するというのは、投資家には売上高を制限するものと見られるだろう。
(Appleは)完全な電気自動車プラットフォームの開発や販売をしなくても、優れた(自動車)体験を提供可能な別の手段を得るだろう。
電気自動車市場にサービスを提供するのが狙い
Goldman Sacksは、Appleは車を一から生産するような利益率の低い事業ではなく、電気自動車市場にサービスを提供することを目標としている、と見ているようです。
Appleや他のテクノロジー企業が自動車事業に参入したがる最大の理由は、未来の消費者がA地点からB地点へ移動するのに、自動運転車の中でかなりの長い時間を過ごし、その際に情報サービスを利用することが見込まれるからだ。
Goldman Sacksはまた、今後Appleは、車をサービスとしてサブスクリプション形式で提供する事業にも参入する可能性がある、とも述べています。
Source:Business Insider via 9to5Mac
Photo:Aleks Aleksandrof/YouTube
(lunatic)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania