Intelの元副社長、ルネ・ジェームズ氏により2017年に設立されたAmpere Computingから、ARMアーキテクチャを採用したサーバー用プロセッサ「Ampere Altra Q80-33」が登場しました。
80コアのARMアーキテクチャ・プロセッサ
「Ampere Altra Q80-33」は80コアで、熱設計電力(TDP:Thermal Design Power)は1ソケットあたり250ワットに達します。Ampareの2ソケット2Uラックサーバーである「Mount Jade」は、2つのAltra Q80-33を搭載します。
「Mount Jade」の設計検証試験(DVT:Design Validation Test)用リファレンス・マザーボードには、最大16基のDIMMスロットと、2つのLGA4926ソケットが装備されています。DRAMはソケットあたり最大4TBがサポートされるとのことです
AMD Ryzenと比較しても巨大
Altra Q80-33の大きさは約77ミリ × 66.8ミリとのことで、AMD Ryzenと比較してもその巨大さがわかります。
付属の250ワット対応クーラーは、これで十分な冷却能力が得られるのかと思われるサイズですが、Ampereは様々な設計を試した結果、このデザインが適していると判断したとのことです。
クーラー内部には6本のU字型ヒートパイプが内蔵され、シルバーのフィンで放熱されるようで、Mac Pro(2019年〜2012年モデル)に搭載されたクーラーを小型化したようなデザインになっています。
Source:Anandtech
Photo:秋葉原最終処分場。/Twitter
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