韓国メディアTHE ELECによれば、Apple Carはモノセルのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーを搭載、製造はTSMCが行う可能性があると報じています。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの搭載を計画
Apple Carは革新的なバッテリーを搭載すると報じられていましたが、THE ELECによれば、現行の電気自動車(EV)では一般的なマルチセルではなくモノセルの、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの搭載を計画しているとのことです。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーは安全性に優れ、中国のEV大手、比亜迪(BYD)や、車載電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL)が製造しています。
トヨタは2022年〜2024年に、現在のリチウムイオン電池の2倍以上の性能を持つ第1世代の全固体電池をEVに搭載するとも噂されており、次世代バッテリー技術においてメーカー間の競争が激化すると予想されます。
自動運転システムのみのライセンス契約も
EVはバッテリーとモーターで駆動することから、パワートレインを作る上での参入障壁が内燃機関搭載車よりも低いと考えられています。
iPhoneの組み立てを担っているFoxconnは、「EVが将来の成長の鍵になる」と発表し、製造を計画しているとみられることから、Apple Carの製造も同社が担う可能性があるとTHE ELECは伝えています。
ただし、米シティグループの試算では自動車会社の世界上位10社の平均利益率が15%なのに対し、Appleは38%を確保していることから、EV自体を生産販売するのではなく、Appleが開発した自動運転システムを自動車会社とライセンス契約するビジネスも考えられるようです。
Source:THE ELEC, 日本経済新聞, COTAC
Photo:Apple Hub/Twitter
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-336553/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania