【&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!】
&GP編集部の4人が週替りで気になっているモノを購入してレポートする連載企画「&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!」。何を選ぶかは各人におまかせ。記事が公開されるまでどんなモノが出てくるかはわからない。だから、編集部の面々もみな楽しみにしている企画です。
とはいえ1カ月にひとつレポートするモノを考える(見つける)のは結構大変。本当に欲しいモノ、必要としているモノってなかなかないんですよね。企画がスタートしてから2年と3カ月、すでに100本以上のレポートが公開されました。新製品がメインの&GPでは珍しく、発売後そこそこ経っているモノやちょっと地味なモノ、マニアックなモノまで、あらゆる方向にアンテナを張って、日々いいモノを見つけようと心掛けています。
そんな「&GP編集部員が買ってみた!使ってみた!」の2020年は、どんなモノが人気だったのでしょうか。記事担当者のコメントを交えつつTOP10をご紹介しましょう。
1位 「kelvin36」
年間1位はたくさん機能が付いているマルチツールに!「ドライバーやメジャーってそれ単体だと、どこに置いたか忘れてしまい、次使うときに見つけられないってことが多いんですよね。ですがこのマルチツールは見た目も気に入っているので、目の届きやすところに置いているんですが、そうすると結構出番が多いんです。なかでもライトとメジャーの使用頻度はそこそこ高め。よく部屋の中でモノを失くしがちなんですが、このツールのおかげで『あれ、どこやったかな~』って独り言が少し減った気がします(笑)」とのこと。昨年のランキングでもG-SHOCKに“かっこいい”を連発していましたが、今回も“かっこいい”が1位です。やっぱりかっこいいって大事だよね。
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2位 ザ・ノース・フェイス「エレクトラトート L」
今年、&GPで数々の記事が人気となったザ・ノース・フェイスが僅差の2位に。ざっくりした大きめトートはショルダーとしても使えて便利そう。「いやほんと重宝してて、仕事に趣味に使いまくったけど表面がほぼ傷んでない。形も崩れないし気軽に荷物をポイポイ放り込めるし最高」と本人も満足そう。ちょっと気になるのが、着用写真が同じザ・ノース・フェイスのダウンベストを着ているところなんですね。そんなにノース好きだったっけ? この絶妙なドヤ感も、あえての演出なのかもしれません。
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3位 無印良品「二つ折り財布」
無印良品の小さめ財布が3位。シンプルで嫌味がなく誰でも取り入れやすい無印は、&GPでも人気。そんな無印の、ここ1~2年で一気に人気モノとなったミニ財布となると、3位もうなずける結果です。「サブ使いなので、キレイな状態をキープしてます。サイズ感が絶妙で着慣れないスーツのときなど、こいつひとつで出かけられるのが助かってます」とのこと。記事内では最後にツヤ出しのクリームを塗っているんですが、革製品はこのように手を掛けてあげると、徐々に変化して自分だけのモノになっていきます。せっかくなら、ガシガシ使ってしっかり手入れして、いい味を出してもらいたいなと思います。
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4位 ザ・ノース・フェイス「Geoface PC Sleeve」
またしてもザ・ノース・フェイスがランクイン。記事にも書いていますが、在宅勤務とタイミングを合わせるように&GP編集部はフリーアドレスになりました。平均すると週1日ほどしか出社していないので、たまに行ってもなんだか落ち着かないんですよね。これまでデスクに置いていたモノをすべて引き払ったので、出社時に持って行くものが多くなるかと思いきや、実はさほど必要なモノがないことにある時、気付きました。本当にPCまわりぐらいでOK。そして、それらをすべて入れられるこのPCケースは、常にバックパックに入った状態です。会社に着いて席を決めたらこのPCスリーブごと引っ張り出せばいいので、本当にラクなんですよね。
>> ザ・ノース・フェイスのPCケースがリュックを快適にしてくれました
5位 無印良品「壁に付けられる家具」シリーズ
在宅勤務になったことで、自宅の仕事環境を整えた人も多いかもしれません。それは&GP編集部も同じです。それぞれ、ちょこちょこいじって仕事をしやすくしていっています。この記事も、そんな仕事環境整え系。「スピーカーだけのつもりが、設置した高さが絶妙ですぐに手を伸ばせるから、いつの間にか外付けのSSDとか、ちょっとしたメモとかが置かれて散乱している状態。それだけ使い勝手が良く、ちょっとした棚なのに、在宅ワーク中の仕事を快適にしてくれた隠れたマイヒット商品」と、置き場所があると何でも置いちゃう典型的なパターンに陥っているようです。固定席だった頃の会社の机を考えると、さもありなんな気もします。
>> 無印良品の「壁に付けられる家具」を導入したら作業スペースが心地良くなりました
6位 オレゴニアンキャンパー「マーケットトートバッグ」
新型コロナウイルスにより、生活環境がガラリと変わった2020年。4月以降は自宅で過ごす時間が増えました。おうち時間が増えると季節感や曜日感覚がなくなってきて、あれもう7月?と思ったものです。そう、7月よりレジ袋が原則有料になりましたよね。まったく気付かず、コンビニで「レジ袋有料ですが」と言われて、5つぐらいあったのに「あ、じゃあいいです」と言って両手&ポケットに詰め込んで帰宅しました。&GPでも数多くのエコバッグを紹介したのに、まったく用意していなかった…。そこで急ぎ用意したのが、このトートバッグ。かなりの量が入るので、今でも週1回のスーパー買い出し日には活躍してくれています。
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7位 スノーピーク「HOME&CAMPバーナー」
今年は本当にキャンプがブームになりました。数年前からじわっと人気が上がってきたなと感じてはいたのですが、今年の盛り上がり方はアウトドア関係者も驚くほど。また外出を控える意味で、庭キャンプやベランピングといった言葉もよく聞きました。キャンプに行きたいけれど、今はガマン。だったらおうちでやっちゃおう。とてもいいと思うんですが、ひとつ注意すべきことがあります。アウトドア用のバーナーは屋内では使わないようにしましょう。屋外での使用を想定して作られたモノなので、屋内は使用不可です。でもこのスノーピークのバーナーは、名前からもわかるように屋内使用もOK。家ではカセットコンロとして、キャンプでは調理のメイン器具として年中使えるバーナーなんですよ。
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8位 サンコー「おひとりさま用超高速弁当箱炊飯器」
ニッチなニーズにしっかり応えるサンコーレアモノショップの1合炊き炊飯器?弁当箱?がランクイン。短時間で炊けることから、いつでもどこでも炊きたてというのがスゴイ。「ほぼ毎日使っています。14分で炊けるというのがとても絶妙で、コンビニに惣菜を買いに行ったり、余り物でおかずを作ったりする時間にピッタリなんです。ただ、これで白米を食べる量を物理的に減らせるって思っていたのですが、いざ使ってみると、炊き込みごはんやカレーやらで1合炊いて、そのままペロリと…。いや~、美味しいごはんがすぐに食べられるって素晴らしいですね(汗汗)」と、どうやらメインの炊飯器として使いまくってる模様。内釜が取れないと聞いて、どう洗うのかと思ったら、なんとまるごと洗えるようです。そんなワイルドなところも、さすがサンコーさんです。
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9位 レッドレンザー「ML4」/ゴールゼロ「Lighthouse Micro Flash」
今年の流行語大賞トップ10に入った“ソロキャンプ”。密になることなく、自然の中でのんびり過ごせることから、ブームとなったキャンプの中でも一躍人気ジャンルに。かくいう&GPアウトドア担当も、秋にこっそり行ってきました。バックパックキャンプです。その際に、いかに装備を小さくするかを考えて、まず思い浮かんだのがランタン。ゴールゼロはキャンプでは定番となっている名品。一方のレッドレンザーはゴールゼロの牙城を脅かす新顔です。実際に使ってみると、どっちもいい(笑)。どちらを選択しても間違いはないというのが結論です。おそらく今後は両方持っていくんだろうなと思ってます。だって小さいから2つあっても邪魔にならないし。テントの中に吊るす用には本当にピッタリですよ。
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10位 HI-TEC「OCOTA FR MOC」
歳を重ねるごとに足が冷えるようになりまして。20代の頃は冬でもサンダルで余裕だったのに、最近は足が冷たいのなんのって…。そうなると、急にザ・ノース・フェイスの「ヌプシブーティー」が気になってきたんですが、あそこまでモコモコだとちょっと履くのに勇気がいるなぁと。もういい歳だし…。そこであらためて“中わたシューズ”で探してみて見つけたのが、このハイテックのオコタモックでした。そこまで主張することなく、でもしっかり暖かい。それに動きやすい。当初は冬キャンプ想定でしたが、結局普段も履きまくってます。足が暖かいって幸せ❤
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世の中のキャンプブームに歩を合わせるかのごとく、アウトドア系が人気となった1年でした。もともと&GPでは力を入れていたジャンルではあるんですが、本当にアウトドアギアって探し出すと止まらないんですよね(笑)。今後も引き続き、アウトドアは力を入れて紹介していく予定です。
そして今年1年でつくづく感じたのは、新製品は時代を映す鏡だということ。コロナ禍になるとマスクの新製品だけでなくマスク生活での不便を解消するグッズがたくさん登場し、キャンプで焚き火が人気になると数々のガレージブランドから新しい焚き火台が登場する。来年の情勢がどうなるかはわかりませんが、日々の不満や不便、悩みを解決できるモノのレビューを続けていきますので、ご期待ください!
<文/円道秀和(&GP)>
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- Original:https://www.goodspress.jp/features/345385/
- Source:&GP
- Author:&GP