2020年のクリスマスに、アプリストアの売上高は世界で約421億円で、対前年比で34.5%と大幅な増加を記録しました。売上高の72.5%はゲームアプリによるもので、ゲーム以外で売上高が最も多かったアプリは「TikTok」でした。
2020年はアプリの売上高が記録的に伸びた年
モバイルアプリ関連の調査会社SensorTowerによると、世界で外出禁止、ステイホームが広がった2020年は、モバイルアプリの売り上げが大きく伸びた年となったそうです。
同社によると、2020年は、AppleのApp StoreとGoogle Playの合計年間売上高が1,000億ドル(約10兆円3,300億円)に11月に到達した、初めての年となりました。
クリスマスだけで約313億円の売上高、約7割はApp Store
2020年のクリスマスの世界全体でのアプリ売上高は、4億760万ドル(約421億円)で、2019年の3億300万ドル(約313億円)から対前年比34.5%と大きな伸びを記録しました。
対前年比伸び率は、2018年から2019年の17.7%と比べると、2020年の伸び率の大きさが際立ちます。
2020年の全体の売上高のうち、App Storeが68.4%にあたる2億7,860万ドル(約288億円)と、Google Playの売上高1億2,900万ドル(約133億円)の2倍以上を占めています。
クリスマスの売上高の7割強はゲームアプリ
クリスマスの売上高のうち、全体の72.5%にあたる2億9,560万ドルは、モバイルゲームによるものでした。2019年の売上高から、27.1%の大幅な伸びとなりました。
世界で最も売上高の大きかったアプリは「Honor of Kings」(王者栄耀)で、1日で1,070万ドル(約1億1,000万円)を売り上げています。
同アプリは、2019年のクリスマスにも350万ドル(約3億6,160万円)の売り上げがありましたが、2020年に対前年比205%もの成長をとげています。
ゲーム以外ではTikTokがトップ、1日で5億円弱の売り上げ
ゲーム以外の売り上げは1億1,200万ドル(約115億7,200万円)でした。
App StoreとGoogle Playで、ゲーム以外で売り上げの大きかったカテゴリはエンターテインメントでした。エンターテインメントカテゴリのApp Storeでの売上高は1,930万ドル(19億9,410万円)、Google Playでの売上高は430万ドル(約4億4,430万円)でした。
なお、ゲーム以外のアプリで最も売上高の大きかったアプリは「TikTok」で、1日に470万ドル(約4億8,560万円)を稼ぎ出しています。
Source:Sensor Tower
(hato)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania