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Mac向け人気無料アプリ、App Storeから削除の危機から復活

「Save Amphetamine​.​app」Change.org
 
Macがスリープモードになるのを防ぎ、自由にコントロールできるとして人気の無料アプリ「Amphetamine」が、App Storeから削除される危機に瀕していました。

Macのスリープを制御できる人気アプリ

Amphetamine」は、Macが自動でスリープモードに入るタイミングをコントロールすることで、大きなファイルのダウンロードやレンダリング処理の中断を防ぐことができる無料のユーティリティアプリです。
 
2014年に公開された「Amphetamine」は、多くのユーザーから高い評価を得ており、AppleはApp Storeで紹介記事も公開しています。
 

 

「App Storeガイドラインに違反」と突然の通告

「Amphetamine」の開発者、ウィリアム・グスタフソン氏は2020年の年末にAppleから、「Amphetamine」(日本語に訳すと「覚醒剤」)の名称を変更し、アイコンから錠剤のイラストを外すことなどの条件を満たさない場合、2021年1月12日で同アプリをMac App Storeから削除する、との通知を受けました。
 
Appleは、App Storeから削除する理由として、「Amphetamine」がタバコや違法薬物の利用を促進することを禁止するApp Storeの審査ガイドラインへの違反などを挙げていたそうです。
 
グスタフソン氏は、アプリの内容は薬物の利用を推進するものではないこと、アメリカでは覚醒剤は医師に処方されることもあり違法なものではないこと、多くのユーザーから高い評価を得ていることなどを、Appleに反論しました。
 
加えて、掲示板サイトReddit、ソフトウェア開発プラットフォームGithub、署名サイトChange.orgでも賛同者を募り、Change.orgでは555人の署名を得るなど、多くの賛同を集めました。
 

 

Apple、App Storeからの削除を撤回

グスタフソン氏は、Appleの担当者から電話があり、同氏の主張が認められて「Amphetamine」がMac App Storeに残ることが決まった、として賛同者への感謝をツイートしています。
 


 
 

Amphetamine
カテゴリ:ユーティリティ
現在の価格: 無料

※アプリの金額については記事執筆時の価格を記載しております。インストール前に、「App Store」での表示価格をご確認いただきますようお願いします。
 
Source:App Storeプレビュー, MacRumors
Photo:Change.org
(hato)

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