トレッタキャッツは1月1日、前澤友作氏が「社会課題の解決」や「趣味の追求」を事業テーマに掲げる起業家や団体への出資を目的に設立した「前澤ファンド」より出資を受けたと発表。この出資をふまえ同社では、スマートねこトイレ以外のねこ関連事業への本格参入を開始する。
関連事業のひとつは、オリジナルねこ砂事業として、業界のリーディングカンパニーである大貴とオリジナルねこ砂を共同開発。トレッタの利用に最適なねこ砂を提供する。また、獣医師によるフードコンサルティング事業を開始。トレッタの獣医師がトレッタデータをもとに、ねこの疾患予防に最適なフード選び、与え方をコンサルティングする。ペット業界大手企業との提携により、フードのオンライン販売も実施する。
同社は、今回の出資を記念し、ねこのトイレチェックと健康管理がスマホで行えるスマートトイレ「toletta」(トレッタ)を抽選で1000台無料配布するキャンペーンを実施すると明らかにした。キャンペーンの開始は、2021年1月中旬〜下旬頃を予定。キャンペーン開始は、トレッタ公式Twitterより告知する。
このほか月額プランについて、従来提供していた、サービス内容によって価格が異なる3プラン体系から、月額980円(税抜。ねこ1頭あたり。2頭目以降は税抜620円)の「基本プラン」のみに変更。シンプルでわかりやすく、もっと使いやすいプランにリニューアルした。
tolettaとは、ねこがトイレに入ると、「体重・尿量・尿回数・トイレ入室回数・滞在時間・経過時間」を自動計測するセンサープレートを搭載するIoTシステムトイレ。トレッタで計測したトイレデータに急激な変化や異常値が出た場合は、獣医師が開発したロジックに応じ、飼い主のスマートフォンにアラートを送付する。ねこがかかりやすい腎泌尿器疾患をはじめ、ねこの病気予防や早期発見を促すとしている。
2019年2月の一般販売開始以降、2020年12月時点で約6000頭以上のねこと飼い主に利用されているという。
関連記事
・国産IoT猫トイレの「トレッタ」が米国進出、ロイヤルカナンを傘下にもつペット企業大手MARS PetcareのKinship部門と提携
・ねこIoTトイレ「toletta」のトレッタキャッツが動物病院向け連携プログラムを開始
・IoT猫トイレ開発のハチたまが往診専門月額2222円の猫専用病院を開設
カテゴリー:IoT
タグ:資金調達(用語)、toletta、トレッタキャッツ(企業)、ペット(用語)、日本(国・地域)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/01/04/tolettacat-fundraising/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Takashi Higa