Foxconnといえば、台湾に本社を置く、Appleの主要なサプライヤーの1つです。そのFoxconnが中国の電気自動車ベンチャーに投資する契約に調印し、電気自動車の生産を2022年に開始することがわかりました。
2億ドルをBytonに投資
Bloombergによると、Foxconnは中国の電気自動車ベンチャーであるBytonに2億ドル(約205億円)を投資し、2022年第1四半期(1~3月)までに最初の電気自動車の量産を開始するそうです。
Bytonはもともと、2020年中に中国でM-Byteという電気自動車を発売する予定だったのですが、それが達成できず、窮地に陥っているのだそうです。この契約でBytonは資金とともに、Foxconnの先進的な製造技術が利用可能になります。この契約はBytonにとってまさに命綱といえるでしょう。
Apple Carへの布石でもあり、Apple依存からの脱却でもあり
Foxconnはまた、ほかの中国の電気自動車メーカーに協業を持ち掛けているとも報じられています。
こうなると気になるのはApple Carです。FoxconnにはM-Byteなどとの協業による電気自動車製造の実績をもとに、Apple Carの製造に食い込む狙いがあるかもしれません。
一方で、現在のFoxconnの収益の半分はAppleから得ているといいます。電気自動車メーカーとの協業はFoxconnにとっては完全なApple依存から抜け出すための一手ともいえそうです。
Source:Bloomberg
Photo:Pixabay
(ハウザー)
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