Appleは現在、Apple Music、Apple TV+など複数のサービスを展開していますが、今後さらに新たなサービスを追加する可能性はあるのでしょうか。
Loup Venturesが、Appleが現在持つ「資産」をもとに展開する可能性のあるサービスを複数予想しています。
Appleサービス事業規模はフォーチュン50に匹敵
Appleのサービス事業による売上高は、2020年度に対前年比で16%成長して537億ドル(約5兆5,800億円)となり、2021年度にはさらに15%成長して620億ドル(約6兆4,400億円)になるとLoup Venturesは予測しています。この金額は、フォーチュン50の企業の売上高にほぼ匹敵するものです。
2019年3月に複数サービスを追加
Appleは2019年3月のイベントでApple TV+、News+、Apple Arcade、Apple Cardを発表、既存のサービス(iCloud、Apple Music、Apple Pay、App Store)に追加しました。そして2020年にはApple Fitness+の提供を開始しています。
これら新サービスの発表時にAppleのティム・クック最高経営責任者はAppleのサービスの主要な特徴として「使いやすさ」「細部まで気を配る」「プライバシーとセキュリティ」「パーソナライズ」「家族共有」と語っています。
Loup Venturesは、現在のAppleのサービスを鑑み、Appleが新サービスを導入する際に、次のような条件を課しているのではないかと推測しました。
- 既存のハードウェアおよびソフトウェアに付加価値を与えるもの
- さらなる統合によってAppleエコシステムを向上させるもの
- 利幅が高く、繰り返し収益が得られるもの
5つの新サービスを予想
これらの条件から、Loup VenturesがAppleの次のサービスとして導き出したのが、Podcasts+、Mail+、Maps+、Stocks+、Health+の5つの新サービスです。
Podcasts+については、プレミアムのPodcastsを、Apple MusicやApple Oneと組み合わせたもの、とLoup Venturesは説明しています。
Loup Venturesは、Appleはまだ、個人の生産性分野には手をつけていないとし、受信ボックス管理、タスク管理、スケジュール管理などをメールアプリと組み合わせたMail+を立ち上げる可能性がある、と述べています。
Stocks+はApple Cardをベースとしたその名のとおり投資用サービス、Maps+は今後登場が期待されるApple Carと結びつけたサービスのようです。Health+のサービス内容についてはあまり触れられていません。
Appleが実際に上記のサービスを開始するかは不明ですが、今後も新しいサービスを追加していく可能性は高そうです。
Source:Loup Ventures via MacRumors
(lunatic)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania