ソーシャルゲームプラットフォームのRoblox(ロブロックス)は、巨額のシリーズH調達が評価額を295億ドル(約3兆665億円)まで引き上げ、世界で最も価値のある非公開企業の1つとなった。とはいえ、この会社が非上場企業でなくなる日は間近だ。
Altimeter CapitalとDragoneer Investment Groupが主導した5億2000万ドル(約540億5000万円)の資金調達は、Crunchbaseによるとこれまで累計3億3500万ドル(約348億円)強を投資家から調達していたRobloxにとって重大な資金流入となる。今回のラウンドには、Investment Group of Santa Barbara(IGSB)、ワーナー・ミュージック・グループ、そして多数の現存投資家も参加している。
2020年2月に同社は、Andreessen Horowitz(アンドリーセン・ホロウィッツ、a16z)が主導して1億5000万ドル(約156億円)のシリーズGをクローズし、評価額は40億ドル(約4160億円)となっていた。
Robloxは当初2020年のIPOを計画していたが、DoorDashとAirbnbの初日の大規模な株価上昇を受けて、同社の経営陣はスケジュールを再考したとAxiosが報じている。こうした初日の大きな株価上昇は、株式を売却した企業にとって多額の潜在的利益を失うことになるため、Robloxは同様の結果を避けようとしている可能性が高い。米国時間1月7日、同社は、直接上場による公開市場への参入を計画していることを発表した。
Robloxの評価額が7倍に跳ね上がったということは、公開・非公開市場がいかにテック株に関し熱を帯びているかを示している。また、この評価額は、パンデミックのためより多くのユーザーがオンラインでソーシャルゲームプラットフォームを利用するようになった流れに乗って、同社がどのように利益を得るかを、投資家が予測していることを浮き彫りにするものだ。2019年の目論見書では、同社は1760万人のユーザーを抱えていたが、現在、Robloxは3100万人のデイリーアクティブユーザーがいるとしている。
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カテゴリー:ゲーム / eSports
タグ:Roblox、資金調達
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(翻訳:Nakazato)