米国最大規模のメディアストリーミング端末開発企業Rokuが、すでに廃業済みである短編動画配信サービスQuibiのコンテンツ配信権を1億ドル(約104億円)以下で取得した、とThe Wall Street Journalが伝えています。
実際には1億ドルよりもはるかに低い価格で交渉
内部事情に詳しい人物によれば、Quibiコンテンツの配信権は実際には1億ドルよりもはるかに低い価格でRokuに受け渡されたと証言しています。
Rokuは現在、40,000以上の映画やテレビ番組をプラットフォームに抱えており、チャンネル上で広告販売も行っています。
Rokuは、75作品以上から成るQuibiのテレビ番組、ドキュメンタリーを全世界的に展開する権利を得たとされています。スマホのディスプレイに最適化させた5分〜10分間の短い“チャプター”ごとに分けた動画作品の配信プラットフォームQuibiは、TikTok人気などから、大きな期待が寄せられていましたが、サブスクリプション数は予想をはるかに下回り、廃業が決定されるに至りました。
Quibiコンテンツは配信方法に縛りも
全世界でQuibiコンテンツを配信する権利を得たRokuですが、Quibi側はこれまで通り短編として作品を公開することを求めており、それぞれの短いクリップをつなぎ合わせて映画や長編作品を作ることなどは認めていないようです。
プラットフォーム上でQuibiの独自コンテンツを配信することで、Rokuは広告主とより有利な交渉を進められる可能性があるとのことです。
Source:The Wall Street Journal via MacRumors
(lexi)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania