海外メディアは、トランプ大統領の支持者が多く利用するSNSアプリのParlerが、Google Playストアから削除されたと報じました。
大手SNSがトランプ大統領のアカウントを停止
巨大SNSのFacebookとTwitterは、トランプ大統領の支持者による連邦議会占拠事件に関連し、トランプ大統領のアカウントを停止しました。
Facebookは現地時間1月7日にトランプ大統領のアカウントを無期限停止すると発表し、Twitterは現地時間1月8日にアカウントを永久停止したと発表しています。
TwitterとFacebookは、トランプ大統領が両社のSNSを利用することにより、暴力行為が助長される危険性があることをアカウント停止の理由としています。
内容の規制を行わないSNS
海外大手メディアのReutersは現地時間1月8日、GoogleがSNSアプリのParlerをPlayストアから削除したと報じました。
Parlerの運営会社は「言論の自由」を重視しており、Parlerは「モデレーション」と呼ばれる不適切な投稿の削除をほとんど行わないSNSとして知られています。
大手SNSは、ユーザーが投稿した内容がルールに違反する場合は、投稿の削除や警告文の表示等を行っており、トランプ大統領のツイートもたびたび投稿内容への警告が表示されるなど、規制対象になっていました。
Reutersによると、Parlerでは投稿内容の監視や削除が行われないため、右派やトランプ支持者が多く利用しており、過激な政治的議論が行われています。
例えば、ワシントン州において、100万人が武装して行進するよう呼びかける内容も投稿されている模様です。
米国では連邦議会占拠事件後に社会的不安や緊張が高まっており、Googleは、Parlerが不適切な内容の規制を行わないことを理由にアプリを削除しました。
なお、AppleはParlerに対し、不適切な投稿を24時間以内に削除するよう警告しており、App StoreからもParlerアプリが削除される可能性があります。
今後、Parlerアプリを利用していたトランプ支持者等からの反発が予想されます。
Source:Reuters
Photo:Parler
(seng)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania