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iPhoneのみを使った視線トラッキング技術とヘッドトラッキング技術が開発される

iPhoneのTrueDepthカメラを使ったEyewareの視線トラッキング技術
 
従来の視線トラッキング技術やヘッドトラッキング技術は、専用のシステムを必要として、導入にひと手間もふた手間もかかるものでした。EyewareがCES2021で発表する予定の「Beam」と呼ばれる技術では、iPhoneやiPadに搭載されたTrueDepthカメラのみで、これら2つのトラッキング技術を実現可能にします。

視線トラッキングとヘッドトラッキングをTrueDepthカメラで実現

EyewareのBeamと呼ばれる技術では、視線と頭の動きのトラッキング技術をiPhoneやiPadに搭載されたTrueDepthカメラのみで実現します。
 
TrueDepthカメラは各種センサーによって、ユーザーの顔の特有の形状を正確に読み取ることが可能で、Face IDによる顔認証のほか、アニ文字に使われています。
 
EyewareはAppleのARKitで提供されている機能とは別に、TrueDepthカメラを利用した独自の3D視線トラッキング技術とヘッドトラッキング技術を開発しました。
 
これにより、ユーザーは特別なシステムなしに、TrueDepthカメラを搭載したiPhoneやiPadのみで、これら2つのトラッキング技術を利用できます

視聴者が注目している点の解析やゲームへの応用に使える

この視線トラッキングとヘッドトラッキングにはさまざまな応用が考えられます。
 
たとえば、視線トラッキングは、視聴者が動画やプレゼンテーションを見ている際に、どこに注目しているのかを解析するのに役立ちます。注目している点をより強調することで、動画やプレゼンテーションをブラッシュアップすることができるわけです。
 
また、ゲームをよりうまくプレイするために、上級者は画面のどこに注目してプレイしているかを解析するのにも役立ちます。
 
ヘッドトラッキングは、たとえばフライトシミュレータにおいて、頭の傾きに応じてカメラの角度を変えるなど、より直感的なゲームプレイを可能とするために役立つことでしょう。
 
 
Source:Eyeware via AppleInsider
(ハウザー)

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