シャープペンシルは一定方向に書き続けると、芯が次第に斜めに摩耗する「偏減り(かたべり)」という状況になり、線の幅が徐々に太くなっていきます。この状況を解決するため、三菱鉛筆が開発したシャープペンシルが「クルトガ」シリーズです。
筆記するたびに芯を少しずつ回転させることで「偏減り」が起こらず、芯がトガり続けるという工夫が施されています。しかし、この場合、筆記ごとに軸が回転するため、すばやく大量に書きたい場合には筆記感がやや安定しないという問題点がありました。
こうした問題を解決するため、さらに進化させたシャープペンシルが2月10日発売予定の「ユニ アルファゲル スイッチ」(参考価格:1100円)で、使用シーンに合わせてクルトガ機能のオンオフを調節できるシャープペンシルです。
最大の特徴は、使用シーンに合わせてクリップ部を回すことで、「クルトガモード」と「ホールドモード」を切り替えられるところ。
クルトガモードは、その名の通りクルトガ機能を使うモードで、書くたびに芯を少しずつ回転させて、芯の先をいつでもトガらせられます。文字が太くならないため、細い文字で書き込みたいとき、一定の文字幅で揃えたい時など、ノートをキレイにまとめたい際に最適です。
一方、ホールドモードは、クルトガエンジンによる軸の回転を止めるため、筆記感が安定します。文字の太さの違いや濃淡を気にせずに、すばやく大量のメモを取りたい場合や、学生が暗記のために使用する際などに便利。クルトガエンジンが作動中か停止中かは、軸に開いた窓で確認できます。
次に注目なのがグリップ部分の素材の“衝撃吸収アルファゲル”です。これにより、筆記中も指の疲れが軽減され、集中力を持続しやすくなります。三菱鉛筆では過去に実験を行っており、「ユニ アルファゲル」使用時と、汎用的なシャープペンシル使用時では、前者のほうが、前頭前野の脳活動が維持されるということが明らかになっています。
もともと「ユニ アルファゲル」シャープには、幅広い硬さのグリップがありますが、今回の「ユニ アルファゲル スイッチ」には人気の高い「かため」のグリップを採用。このグリップは、握り始めはアルファゲル特有のやわらかさがあるものの、筆記中はゲルの反発力が強く、硬さを感じるというグリップで、安定感が強く、しっかり握って書けます。
軸色のカラーバリエーションは、ネイビー、ブラック、オリーブ、オレンジの全4色。このうちファッションコーディネートに合わせやすい色のオリーブと、差し色として人気のオレンジは数量限定となっています。
使用シーンに合わせて筆記感を使い分けできるシャープペンシル、一度試してみてはいかがでしょうか。
>> 三菱鉛筆
<文/&GP>
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- Original:https://www.goodspress.jp/news/346928/
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