IntelがTSMCに一部CPUの製造を委託、2021年下半期(6月〜12月)から量産が始まるとの見通しを、TrendForceが伝えました。
TSMCの5nmでCore i3の製造開始か
TrendForceによれば、2021年下半期(6月〜12月)にTSMCの5nmプロセスノードでIntel Core i3の量産開始後、2022年下半期(6月〜12月)には3nmプロセスノードでミッドレンジ〜ハイエンドのCPUの製造を開始する可能性があるようです。
デスクトップ用第11世代Intel Coreプロセッサ、Rocket Lakeの暫定的なスペック表にはCore i3が掲載されていなかったことから、「Rocket LakeではCore i9/i7/i5のラインナップのみになるのではないか」とも噂されていました。
エンジニアリングサンプルのリーク画像が報告されている「Alder lake」は、Intelの10nmプロセスノードで製造されるようですが、同プロセッサの後継品は、デスクトップ向けかモバイル向けかは不明ながら、TSMCの3nmプロセスノードで製造されることが考えられるようです。
今回のTrendForceの報告は、Intelのサーバー用プロセッサに触れていませんので、Intelは、利幅の大きいサーバー用プロセッサの開発と製造に注力するのかもしれません。
プロセスノードの呼称・基準は各ファウンドリで異なるが
半導体製造プロセスの微細化で他社をリードしてきたIntelですが、10nmプロセスノードや7nmプロセスノードの立ち上げが順調に進んでいないことなどで、TSMCやSamsungよりも最新プロセスでの製造に遅れが生じていました。
プロセスノードの呼称は、何を基準にするかが各社によって異なり、例えば「10nmプロセスノード」でも、各社でゲートピッチやメタルピッチが異なります。
Source:TrendForce via Wccftech
Photo:APO THE TECH, InfoTech News
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