Appleが現地時間1月13日にリリースした開発者向けのiOS14.4ベータ2およびmacOS Big Sur 11.2ベータ2から、M1搭載Macへの一部iOSアプリのインストールができなくなることを示唆するコードが見つかったと、米メディア9to5Macが報じています。
iOSアプリがインストール可能なM1搭載Mac
M1搭載Macには、iOSアプリをインストールし、動かせるという特徴があります。実際筆者が「iMobie M1 App Checker」を使って、iPhone ManiaのiPhone用アプリをM1 Macにインストール、動作させた様子は以前お伝えしました。
この時Mac App Storeを使わずに、iMobie M1 App CheckerでiPhone用アプリの「IPAファイル」をMacに抽出する、という作業を行っています。
Mac App StoreのiOSアプリ以外はインストールできない?
ところが9to5Macが発見したiOS14.4ベータ2およびmacOS Big Sur 11.2ベータ2のコードには、開発者がM1搭載Mac用としてMac App Storeで配布していないiOSアプリのインストールをブロックすることを示唆する記述があったそうです。
これはOSのデジタル著作権管理(DRM)保護を管理するAPIに関連するコードだと、9to5Macは記しています。
現行macOSではインストール可能だが…
たとえば現行のmacOSであれば、Netflix、Instagram、FacebookなどのiOSアプリは、先述したiMobie M1 App Checkerなどのツールを利用してApple IDで認証後、IPAファイルをダウンロードすれば、M1搭載Mac上で動かすことができます。
しかし前述のコードが実行されれば、Mac App Storeで正式にM1搭載Mac対応として配布されているiOSアプリ以外は、インストールすることができなくなります。
9to5Macが確認したところ、少なくとも現時点では、最新ベータであるmacOS Big Sur 11.2ベータ2ではまだ、IPAファイルをダウンロードする方法が使えるようです。
なお多くの主要デベロッパーは、自社のiOSアプリをMac App Storeで配布しないことを決めています。
Source:9to5Mac
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-340700/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania