巣ごもり需要が高まるなか、自宅で友達と通話をしながら遊ぶ人が急増しているという。React株式会社が提供する通話SNS「パラレル」は、2019年8月の正式リリースから約1年半で累計通話時間が30億分を突破したと発表。
今回は、新機能も追加されたという「パラレル」について紹介していこう。
新機能追加で、楽しみ方も拡大
ハイエンドなオンラインゲームから麻雀や大富豪といったカジュアルゲームまで複数人で通話をしながらプレイすることができる。また、何をプレイするわけでもなく、ただお酒を飲みながら会話を楽しむことも可能だ。
そしてこのたび追加されたのが「パーティー機能」だ。これにより「YouTube同時視聴」「画面共有」が可能となったほか、「キーワード人狼」や「お絵描きしりとり」といったミニゲームを楽しめるようになった。
巣ごもり需要で驚異の伸び率
もともと「パラレル」は、スマートフォンでゲームをしながら通話することに特化したアプリとしてリリースされた。近年の端末や通信環境の進化によって、スマートフォンでもハイクオリティなオンラインゲームができるようになり、多くの人が複数人で通話をしながらゲームを楽しむシーンが増えたという。
ここで課題となったのが複数人でリアルタイムに通話する方法。一般的な通話アプリでは、ゲームと通話を同時に行うと「ゲーム音が聞こえなくなる」「端末が重くなり使えない」といった問題が起きていた。そこで開発されたのが「パラレル」というわけだ。
リリースから約8ヶ月が過ぎる頃には、新型コロナウィルスの影響で在宅時間が増え、以降急速にユーザーを獲得していった。実際に、巣ごもり需要が高まる前の2020年2月と、後の2020年12月の利用状況を比較したところ、月間の利用者数は710%増加、月間の通話時間は660%増加という結果となったようだ。
ニューノーマル時代、友だちとの集合場所はオンライン上になっていくのかもしれない。
- Original:https://techable.jp/archives/146287
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口