海外大手メディアのReutersは現地時間1月15日、大手スマートフォンメーカーのXiaomiが米国防総省の「ブラックリスト」に登録されたと報じました。報道を受け、Xiaomiの株価が暴落しています。
国防総省がブラックリストに登録
米国防総省は現地時間1月14日、国防授権法に基づき、Xiaomi等の9社を中国人民解放軍の関連企業と認定して、いわゆるブラックリストに登録しました。
Xiami等は、中国の軍民複合開発戦略の一環として中国人民解放軍の近代化に関与する企業とみなされ、規制の対象となります。
Reutersによると、ブラックリストへの登録に伴い米国の企業や国民はXiaomiへの投資が禁止され、既存の出資者は今年の11月11日までに、投資を引き上げる必要があります。
なお、Huaweiが指定されているエンティティリストとは異なるため、現時点ではXiaomiは禁輸措置の対象とはならない模様です。
株式が暴落、Xiaomiは否定
海外メディアのCNBCは、1月15日(金)の香港市場でXiaomiの株価が前日比10%以上下落したと報じました。米国防総省のブラックリストに登録されたとの報道が影響したとみられます。
CNBCによると、Xiaomiは「我々は一般市民や商業利用向けの製品を提供しており、中国人民解放軍の関連企業ではない。会社および株主の利益を守るために必要な措置を講じる」とコメントしています。
米政府がXiaomiをブラックリストに登録したことについて、今後中国政府からの反発も予想され、米中摩擦が激化する可能性があります。
Source:Reuters, CNBC
Photo:Xiaomi
(seng)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania