Virgin Orbit(ヴァージン・オービット)は米国時間1月17日日曜日に試験飛行を行い、宇宙と軌道に到達するという目標を達成しただけでなく、NASA向けのペイロードを搭載した初の商業ミッションも達成し、大きな成功を収めた。打ち上げはあらゆる面で成功を収め、同社は商用と防衛の両方の顧客に向けた小型ペイロードの打ち上げプロバイダーになる道を進んでいる。
Today's sequence of events for #LaunchDemo2 went exactly to plan, from safe execution of our ground ops all the way through successful full duration burns on both engines. To say we're thrilled would be a massive understatement, but 240 characters couldn't do it justice anyway. pic.twitter.com/ZKpoi7hkGN
— Virgin Orbit (@Virgin_Orbit) January 18, 2021
動画では、LauncherOneロケットがCosmic Girlから切り離される瞬間を見ることができる。Cosmic Girlは旅客機のボーイング747を改造した機体で、通常の航空機の滑走路から離陸し、巡航高度まで上昇してロケットを発射し、その後、ロケットはエンジンに点火して宇宙へと飛行する。Virgin Orbitの発射モデルは従来の垂直離陸ロケットと比較して、軌道に小型ペイロードを運ぶ際の障壁を減らすように設計されており、今回の成功したテスト飛行はそのモデルがうまくいくことを証明している。
Virgin Orbitは実際に宇宙と軌道上に到達したことで、小規模ではあるが成長中の民間打ち上げ企業のグループに加わった。これはまだ供給よりも需要の方がはるかに多い小型衛星打ち上げ市場にとって、大きなニュースとなるはずだ。同社はまた、SpaceX(スペースX)のような既存の宇宙開発企業とはまったく異なるサービスを提供する。LauncherOneの設計は衛星通信事業者にとって、よりオンデマンドでレスポンスが高く、迅速な打上げサービスを提供することになる可能性がある。
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カテゴリー:宇宙
タグ:Virgin Orbit、ロケット
画像クレジット:Virgin Orbit
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(翻訳:塚本直樹 / Twitter)