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Microsoftが視線に合わせてノートパソコンの画面表示を補正する特許を出願

Microsoftの視線に合わせて表示を補正する特許の画像
 
ノートパソコンのディスプレイは、正面から見るのがベストですが、状況によってはそれがかなわないこともあります。Microsoftが新たに出願した特許では、斜めから画面を見たときに自動で表示を補正してくれるというものです。

斜めから見てもまっすぐの画面を表示

世界知的所有権機関(WIPO)が公開した特許によると、この技術はディスプレイを斜めに見たときに発生するPerspective Distortion(透視ゆがみ)を補正するためのものです。
 
透視ゆがみはパソコンにおいては、ディスプレイを斜めから見たときに発生し、目に近いものほど大きく、目から遠いものは小さく見えるというものです。この結果、本来長方形であるはずのウィンドウが長方形に見えなくなります。
 

 
この特許技術において、システムはユーザーの目線までの距離を測定し、距離に基づいて補正係数を算出し、それを利用してどこから見てもウィンドウが長方形に見えるように表示を補正します。
 

狭い飛行機内や車内で役に立つ?

人間は常にノートパソコンのディスプレイに対して正対できるわけではありません。
 
たとえば、狭い飛行機内や車内では、ディスプレイを開く角度が制限され、斜めから画面をのぞき込まざるを得ないこともあるでしょう。また、特許中では車いす利用者にとってこの問題が大きいことについても触れられています。
 
そんなときでもこの特許の技術を使うことで、どの角度からのぞき込んでも画面がまっすぐに見えるよう補正でき、快適にパソコンを使うことができそうです。
 
 
Source:WIPO via Patently Apple
(ハウザー)

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