物置きシェアリングサービス「モノオク」を運営するモノオク株式会社が、東京都の「東京都スタートアップ実証実験促進事業(PoC Ground Tokyo)」に採択された。
同事業において、東京都内の空き家をモノオクの公式スペースとして運用し、空き家を収納スペースとして収益化するための実証実験を実施する見込みだ。
空き家を収益化するモデルを模索
「モノオク」は、収納スペースを探している人と空いたスペースを有効活用したい人をマッチングする個人間の物置きシェアサービス。2018年4月のサービス開始以降、登録ユーザー数は19,000人を突破している。
そんな「モノオク」が、東京都の空き家を収納スペースとして活用し、収益化のための適切な収支モデルや運用方法を検証するという。また、その結果を発表し、物置きシェアサービスの認知拡大を目指していくとのことだ。
近年の人口減少により増加しているという空き家は、社会課題のひとつでもある。同実験によって社会のデッドスペースとも言える空き家の有効活用法が見つかるかもしれない。そうなれば、既存の収納サービスが抱える立地や費用などの課題をクリアし、なおかつ簡単な手続きで利用できるサービスへと成長することも期待できるだろう。
「モノオク」について
荷物を預ける場合は、ユーザー登録をしてスペースを検索。気になるスペースを見つけたら、ホストに預けたい荷物の内容や利用期間を伝え、利用が確定すればホストから見積もりが届く。見積もりに問題がなければそのままWeb上で決済が可能となる。あとは、利用日に荷物を預け(自身もしくは配送業者が運搬)、利用終了日に荷物を引き取るだけだ。
なお2020年5月より、新事業としてオフィスを退去・縮小移転する際に生じる荷物の配送・保管・処分を一貫して引き受ける法人向けサポートサービス「カタヅクオフィス byモノオク」も提供中。
- Original:https://techable.jp/archives/146579
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口