小田急電鉄株式会社と東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)は、町田市内にてオンデマンド交通を活用するMaaSの実現に向けた実証実験を2021年1月18日~3月12日の期間で実施中。
両社は、鉄道会社間の境界を越えて「シームレスに移動できる社会の実現」に向けた連携を進めており、今回は、2020年1月~3月に実施した「『立川おでかけアプリ』を用いた立川駅周辺エリアにおけるMaaSの実証実験」に続き2度目のMaaS領域での連携となる。
なお同実験は、東京都が公募した「令和2年度MaaS社会実装モデル構築に関する実証事業」の一環として行われるものだ。
新しくなった「E-バス」施策
この「E-バス」の実証実験の第1期は、無償運行で2020年11月から約1ヶ月間実施されたが、今回はサービスの実用化に向けたさまざまな改善を行い有償(1乗車100円)での運行となるようだ。
具体的な改善点は、ミーティングポイントの増設(19ヶ所から26ヶ所)や「EMot」の配車画面のリニューアル、電話による配車受付を可能とするなど第1期の検証を踏まえた内容になっている。
今回の実験では、郊外住宅エリアにおける有償オンデマンド交通の需要などを検証していく。
そのほか、こんな施策も
デジタルチケットは、各店舗先着2,000セット限定。各商業施設カウンターで提示される二次元コードを読み込むことでアプリ内に発券される。ただし、ルミネ町田の配布期間は2月1日~2月28日で実験期間と異なるので注意。
この施策では、公共交通と駅周辺商業施設との連携による相乗効果や、自家用車による駅前混雑の低減を検証していく。
さらに、「EMot」とJR東日本の公式アプリ「JR東日本アプリ」で、「リアルタイム経路検索」を提供し、「リアルタイム経路検索」の結果について、両社アプリにおける表示のわかりやすさおよび受容性の検証も行われるとのことだ。
- Original:https://techable.jp/archives/146585
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口