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ドコモ口座不正出金事件、警視庁等が中国人留学生ら容疑者5名を逮捕

NTTドコモ ドコモ口座
 
NHK等の国内メディアは1月19日、ドコモ口座不正出金事件に関連して、警視庁等が複数の中国人容疑者を逮捕したと報じました。

ドコモ口座不正出金事件

電子決済サービス「ドコモ口座」を悪用し、他人の預金を不正に引き出す事件が2020年9月に発覚しており、時事通信によると現在までに計128件、総額約2,885万円の被害が発生しています。
 
被害者の多くはNTTドコモ以外の携帯電話回線を利用している人でした。
 
事件発覚を受け、NTTドコモはドコモ口座への銀行口座からのチャージを停止し、その後セキュリティを強化する等の対策に追われました。
 
ドコモ口座不正出金事件は社会に大きな影響を与えており、サイバーセキュリティ企業のMcAfeeが選ぶ2020年の情報セキュリティ事件ランキングで1位に選ばれています。

中国籍の容疑者を逮捕

毎日新聞によると、1月19日に中国籍の容疑者5名が詐欺等の疑いで逮捕されました。埼玉県警などの11府県警の合同捜査本部が3名、警視庁が2名を逮捕しています。
 
埼玉県警は、被害者の預金口座と不正に連携したドコモ口座を悪用し、家電量販店等で約44万円相当の物品を購入した容疑で中国人留学生ら3名を逮捕しました。計670万円の物品を不正購入した形跡がある模様です。
 
また、警視庁サイバー犯罪対策課は中国人留学生2名を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕しています。被害者の口座から不正に計70万円をチャージした疑いがあり、家電量販店等で計450万円相当の商品を搾取したとみられています。
 
逮捕された5名には、背後に指示役の共謀者がいると思われ、警視庁等が詳しく調べています。
 
 
Source:NHK, 毎日新聞, 時事通信
(seng)

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