米大手メディアCNNは現地時間1月19日、Facebookが米大統領就任式に向けて、イベント機能等を一部制限すると報じました。1月6日の連邦議会占拠事件を受け、Facebook等のSNSでも厳戒態勢になっています。
連邦議会占拠事件にはSNSが影響
現地時間1月6日に発生した連邦議会占拠事件では、トランプ大統領の支持者の一部が暴徒化して議事堂を不法に占拠し、混乱の中で複数の死傷者が発生しました。
事件にはトランプ大統領や支持者等によるSNSへの投稿等が大きく影響したと言われており、事件発生を受けてTwitterとFacebookはトランプ大統領のアカウントを停止しています。
また、連邦議会を占拠した支持者の多くはSNSへの写真投稿や、ライブ配信を行っており、事件発生後にSNSが原因で会社を解雇される人も相次ぎました。
一方、連邦捜査局(FBI)は公式Twitterで暴動参加者の情報を募集するなど、SNSを利用した捜査を行っています。
Facebookが一部機能を制限
Facebookは、暴力行為を助長するプラットホームとして利用されることを防ぐため、「大統領就任式に向けた私たちの対応」として複数の対策を発表しました。
Facebookによると、現地時間1月20日に行われるジョー・バイデン氏の大統領就任式に備え、ホワイトハウスや連邦議会、各州の議会近郊におけるFacebookイベント機能を制限し、就任式当日の新規イベント開催をブロックしています。
さらに、規約違反を行っているアカウントのライブ配信機能等を制限しており、Facebookは「監視を継続し、必要に応じて追加の対策を講じる」と表明しています。
また、CNNによるとYouTubeは1月6日に発生した議会占拠事件の参加者による動画を複数削除しており「規約に違反するライブ配信動画の削除等を継続して行う」とコメントしました。
Source:Facebook via CNN
Photo:Mike Maguire / flickr, Brett Davis / flickr
(seng)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania