Facebookは視覚障がい者向けに写真の説明文を自動生成する、Automatic Alt Text(AAT)システムの大幅なアップデートを発表しました。Facebookで共有された写真の中の物体やシーンを、これまでの10倍以上認識できるようになったほか、InstagramでもAppleのVoiceOverのように写真の詳細な説明を提供できるようになったそうです。
AIを活用した写真説明システム
Facebookによると、このAATシステムには同社が開発した人工知能システムが使われているとのことです。
AATシステムは写真のなかのアクティビティやランドマーク、動物の種類など、さまざまな詳細情報を識別することができます。
例えば、写真に5人の人が写っていたとしても、ただ5人写っていると識別するのではなく、写真の中央に2人の人が写っていて横に3人の人が写っているなど、かなり詳細な識別が可能です。
識別した情報を音声で提供することにより、目の不自由な方がSNS上で共有された写真の内容を理解するのに役立ちます。
FacebookとInstagramで利用可能に
この新しいAATシステムは、FacebookとInstagramで利用可能であり、全部で45の言語に対応しているそうです。
iOSデバイスで使用するには、VoiceOverを介して新しいカスタムアクションを使用する必要があります。Androidの場合は画像を長押しするだけで利用可能です。
新しいAATシステムが利用可能となるアップデートは現在順次ロールアウト中です。
Source:9to5Mac
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-342253/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania