米国では現地時間1月20日(水)、ジョー・バイデン新大統領の就任式が行われています。一方、インターネット上では軍高官の偽アカウントにより武力行使が示唆される等、一部で混乱が生じています。
軍高官の偽アカウントが登場
米大手メディアCNNは現地時間1月20日、メッセージアプリのTelegramにおいて、米軍統合参謀本部の副議長ジョン・ハイテン将軍の偽アカウントが武力行使を示唆する投稿を行ったと報じました。大統領就任式のタイミングを狙った投稿と思われます。
CNNによると偽アカウントは、Telegramのチャンネル機能を使い「トランプ前大統領が敵を打ち破るために武力を行使する時が来た。待ち望んだ時だ」という趣旨の投稿を行っています。
偽アカウントはその後も「これを止めることはできない」「もはや陰に隠れていることはできない」等の不穏な投稿を続けた模様です。
1月19日時点で、18万5,000人が偽アカウントの投稿を閲覧し、約22万人がアカウントをフォローしている状態でした。
他のSNSで一時拡散
CNNによると、ハイテン将軍の偽アカウントによる投稿は、TwitterやFacebook等でもリンクが拡散されており、SNS各社が対応に追われました。
Twitterは1月19日、CNNの取材に対し「該当の投稿をシェアしているアカウントに対応中」と回答し、ツイートによりリンクが拡散されることを防ぐと表明しました。
また、Facebookの広報担当者は1月20日、Telegramの偽アカウントへのリンクのブロックを開始したとコメントしています。
その後、Telegramは問題となる投稿を削除し、偽アカウントに「フェイク」と表示してユーザーへの注意喚起を行っています。
1月6日発生した連邦議会占拠事件には、トランプ大統領や支持者等によるSNSへの投稿等が大きく影響したと言われており、大統領就任式に向けてFacebookがイベント機能を一部制限するなど、SNS各社においても警戒態勢が続いています。
Source:CNN
Photo:ホワイトハウス
(seng)
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