Magic Moment(マジックモーメント)は1月20日、顧客起点の営業成果貢献ツール「Magic Moment Playbook」のリリースを発表した。
2020年、コロナ禍により生活様式や価値観が一変し、ビジネス・営業活動においても従来対面が主流だったものがオンライン・リモートに移行した。
これに対しMagic Momentは、営業のあり方の見直しを迫られているものの、顧客のことを考え、最適な価値を提供するという営業の原理原則は変わりがないと指摘。
同社は、営業成果について「顧客との関係値の総量=顧客エンゲージメント」の積み重ねの結果と位置付け。「営業が顧客との関係構築に100%集中できる」「顧客エンゲージメント構築のスキル・ノウハウが共有し、組織内でエンゲージメント構築状況を把握。営業活動へと即座に反映」など、「顧客起点の営業プロセス」への変革を実現するクラウドサービスが「Magic Moment Playbook」とした。
Magic Moment Playbookは見込み顧客を捉え、各顧客に対して最適な方法でエンゲージメントを高めるクラウドサービス。Playbookには営業活動がリアルタイムに入力され、顧客とのエンゲージメントの可視化・分析を即座に可能にするという。
顧客エンゲージメントを高めるための最適な行動を営業担当者に提示し、組織全体で高い営業パフォーマンスを実現。顧客との関係性構築に必要なデータを簡単に記録可能になり、顧客へのヒアリング内容、合意事項を組織内で即座に共有できる。
また、すでに様々な企業に「Magic Moment Playbook」を導入してもらっており、利用実績を積む中で、営業成果を生み出す価値のあるサービスであることを確信し、正式リリースに至ったとしている。
リアルタイムで顧客を知る
Magic Moment Playbookの機能では、各種CRM・MAツールと連携し、見込み顧客の情報を管理可能。連携された顧客のデータの動き、ステータスの変化から即座にアプローチ候補の顧客をリストアップし、営業担当者が次にすべき行動がサジェストされる。
顧客とエンゲージメントを高める
またMagic Moment Playbookでは、顧客とより深くエンゲージメントを構築するための、最適な行動を営業担当者に提示。すべての営業がMagic Moment Playbookに基づいて、より深く、確かな顧客エンゲージメント構築に集中することをサポートする。
Magic Moment Playbookは、顧客とより深くエンゲージメントを構築するための理想的なプロセスを構造化可能で、営業組織全体に対して、その理想の形に基づいて営業組織全体を構築できる。
営業プロセスは、改善されるたびに瞬時に営業組織全体に反映。組織全体で、理想的な営業活動が実践できるようになるという。
エンゲージメントと成果の可視化・分析
個人の営業活動内容と成果をリアルタイムで可視化し、営業活動の重要ポイントを分析可能。個人の営業スキルアップへの貢献する。
また個人の成果に加えて、部門・組織の総合的な営業力までもが設定不要で手にとるように分かるとしている。
また組織の営業活動は、連携するCRM・MAツールの情報と共に、すべてMagic Moment Playbookにデータとして蓄積。
営業活動の効果測定は、より効率的にエンゲージメントを深めるための組織全体の営業戦略の最適化につながるという。成果を正しく分析することで、適切な人材配置も可能になるとしている。
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カテゴリー:ネットサービス
タグ:セールステック、Magic Moment、日本(国・地域)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/01/21/magic-moment-playbook-release/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Takashi Higa