1月29日発売のSamsung Galaxy S21シリーズに搭載されるシステム・オン・チップ(SoC)は、販売地域によってSnapdragon 888とExynos 2100の2種類に分けられます。かつてのGalaxyシリーズには、搭載されるSoCによって大きな性能差のあるモデルが存在しましたが、Galaxy S21シリーズでは性能差はほとんどないようです。
CPUではExynos 2100, GPUではSnapdragon 888が勝る
この比較はユーチューバーのSpeedTest G氏によって、Galaxy S21 Ultraを用いて行われました。
それによると、CPUの性能はExynos 2100のほうがわずかに高かったそうです。これは、CPUの動作クロックの違いによるものと考えられます。
Exynos 2100 | Snapdragon 888 | |
---|---|---|
高速CPU | Cortex-X1 x 1(2.9GHz) | Cortex-X1 x 1(2.84GHz) |
メインCPU | Cortex-A78 x 3(2.8GHz) | Cortex-A78 x 3(2.42GHz) |
高効率CPU | Cortex-A55 x 1(2.2GHz) | Cortex-X1 x 1(1.8GHz) |
一方、CPUとGPUの混合テストおよびGPU単体テストではSnapdragon 888のほうが高い性能を発揮しました。Snapdragon 888にはAderno 660、Exynos 2100にはMali-G78と異なるGPUが搭載されており、この差が出たものと思われます。
とはいえ、ベンチマーク完走までの時間はSnapdragonが約1分19秒、Exynosが約1分27秒であり、大きな差ではないといえます。
販売地域によって異なるGalaxy S21シリーズのSoC
Galaxy S21シリーズには、米国といくつかの地域ではSnapdragon 888、その他多くの地域ではExynos 2100が搭載されます。
現時点ではGalaxy S21シリーズの日本での発売の有無は不明ですが、過去の日本のGalaxyシリーズではExynosではなくSnapdragonシリーズが搭載されていました。
Galaxy S21シリーズは世界では1月29日に発売予定です。
Source:SpeedTest G/YouTube via Android Central
(ハウザー)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-342709/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania