Googleの有料サービスGoogle Workspaceユーザーが利用可能な「Googleドライブファイルストリーム」について、Googleは4月にアップデートを行い、M1チップ搭載Macに対応させる予定であることを明らかにしました。
増えるM1対応アプリ
AppleがAppleシリコンの第一号であるM1チップ搭載Macを発売して以降、サードパーティーは自社のアプリがM1をネイティブ対応するよう、順次アップデートを進めています。Googleもこのほど、Googleドライブファイルストリームを2021年4月にM1に対応させると発表しました。
「バックアップと同期」と「ドライブファイルストリーム」の違い
Googleドライブには、「バックアップと同期」「ドライブファイルストリーム」の2つのデスクトップアプリがあります。前者は個人ユーザー向けで、無料で利用できますが、後者はビジネスユーザー向けの、Google Workspace契約者のみが利用できる有料サービスです。ちなみにGoogle Workspace契約者は「バックアップと同期」も利用可能です。
「バックアップと同期」はPC上にあるフォルダとGoogleドライブフォルダを同期するため、Googleドライブ上にあるファイルはすべて、自分のPCにダウンロードされます。つまりGoogleドライブ上に100GBのファイルがあれば、PCでも100GB分のストレージ容量が消費されます。
ドライブファイルストリームのアプリをインストールするとPC内にGドライブが作成され、Cドライブと同じように利用できます。しかしGドライブに保存したファイルは自動的にクラウド上のGoogleドライブに保存され、PCにはダウンロードされないため、ストレージ容量は消費されません。ドライブファイルストリームはGoogleドライブ上のすべてのデータを同期せず、アクセスが要求されたファイルのみをダウンロードします。
4月にバージョン47.0へアップデート
昨年末時点では、ドライブファイルストリームはM1搭載Macだけでなく、ARMチップ搭載Windowsにも対応していませんでした。
Googleはドライブファイルストリームを「パソコン版Googleドライブ」へと名称変更し、4月にバージョン47.0へとアップデートするタイミングで、M1をネイティブサポートするとのことです(執筆時点では英語版にはこの旨が記されていますが、日本語版は更新されていません)。
Source:Google via 9to5Google
(lunatic)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-343148/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania