Apple TV+を盛り上げるべく、Appleが新たに映画業界の大物マーケターを雇用することが分かりました。
Warner出身の大物マーケター
Appleが新たに雇用するのは、米大手メディア企業Warner Media(傘下にCNNやWarner Bros.など)の副社長として名を馳せてきた、JP・リチャーズ氏です。これまで同氏は「アクアマン」「ワンダーウーマン」「ジョーカー」など世界的に大ヒットした映画のキャンペーンを数多く手掛けてきました。
ニュースサイトDeadlineによると、リチャーズ氏はApple TV+で映画マーケティングの戦略部門を統括し、Sony Pictures(ソニーの映画部門)で同じくマーケティングを手掛けてきたクリス・ヴァン・アンバーグ氏の下で働くことになるそうです。
映画業界でも存在感示したいApple
AppleはApple TV+のリリース前から「数の多さよりも質の高さ」をアピールし、アカデミー賞やゴールデングローブ賞といった“賞レース”への参加へ強い意欲を見せてきました。事実、Appleがアカデミー賞やエミー賞の「受賞請負人」ともいえるキャンペーン戦略の専門家を雇い入れているとの報道は以前からありました。
リース・ウィザースプーンとジェニファー・アニストンが共演する「ザ・モーニングショー」を筆頭に、現時点ではドラマのイメージが強いApple TV+ですが、マーティン・スコセッシやレオナルド・ディカプリオなどと提携し、映画製作にも本腰を入れて取り組んでいることが報じられています。昨年もトム・ハンクス主演の大作「グレイハウンド」がApple TV+で公開され、話題を呼びました。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が収まりを見せないなか、「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」のようにストリーミング企業に配信を打診する映画もあり(最終的に売却額で折り合いがつかなかったようですが)、今後Apple TV+が存在感を示す余地は大きそうです。
Source:Deadline
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-343127/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania