料理人と飲食店のマッチングプラットフォーム「smallkitchens」(スモールキッチンズ)を運営するGifukuru(ギフクル)は1月26日、個人投資家複数名からエンジェルラウンドの資金調達を終えたと発表した。
smallkitchensは、「料理が得意な作り手」が加盟飲食店の店舗の空き時間を使い、オリジナルのお弁当を販売できるマッチングプラットフォーム。「初期費用無料」「集客はすべて運営が代行」「好きな日に1日から販売可能」を実現し、自分の料理を初めて販売するハードルを大きく下げるものとしている。同社は2021年1月現在までに、築地・浅草橋・蒲田エリアの3店舗で検証を回しており、今回の資金調達を皮切りに店舗展開を進めていくという。
資金不足や失敗時のリスク、全産業の平均に対して約2倍の廃業率(中小企業庁「2017年版小規模企業白書」)などの理由から、飲食業界の開業率は16%程度という(中小企業庁「2017 中小企業白書」起業希望者および総務省「平成24年経済センサス」飲食業の開業実績)。また新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、さらに開業のハードルが上がることが予想される。一方、飲食業界では15万人の開業希望者がいるとされ、smallkitchensのターゲットはこれら未来の挑戦者としている。
smallkitchensはビジネスモデル上、従来飲食店が成り立たなかった立地で営業することが可能という。作り手が日替わりお弁当屋をすべての人の近所に作り、新たな食生活の仕組みの役割を担うべく事業開発をしていくとしている。
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カテゴリー:フードテック
タグ:Gifukuru、ゴーストキッチン / クラウドキッチン / ダークキッチン(用語)、資金調達(用語)、日本(国・地域)
- Original:https://jp.techcrunch.com/2021/01/26/gifukuru-fundraising/
- Source:TechCrunch Japan
- Author:Takashi Higa