ソフトバンクは1月26日、4月1日付で社長が交代すると発表しました。また、現在会長を務める孫正義氏は、会長を退任する予定です。
社長が交代
ソフトバンクは、1月26日の取締役会において、4月1日付での社長交代等について決議したと発表しました。
現在の宮内社長は会長に就き、現在副社長を務める宮川潤一氏が新たに社長に就任する予定です。
ソフトバンクは、約2年前から宮内社長の後継者選定に関する検討を進めており、2020年春頃から本格的な審議を実施していたことを明らかにしています。
新たに社長に就任する宮川副社長は、最先端テクノロジーに関する知見が豊富で、5GやAI等に関する専門知識や事業運営能力が高く評価され、新社長として指名されました。
宮川氏は1965年年生まれの55歳で、ソフトバンク入社前は通信関連事業で起業した経験があり、ソフトバンク入社後は技術担当役員として、通信インフラやテクノロジー関連の責任者を長年務めています。
ソフトバンクは、今後宮川新社長のリーダーシップのもとで、通信事業の成長や、グループ戦略の達成に取り組んでいくと表明しています。
孫氏が会長を退任
ソフトバンクは、社長交代に関するプレスリリースにおいて、現在会長を務める孫正義氏が、会長を退任し「創業者 取締役」になると言及しています。
大手メディアBloombergは、親会社のソフトバンクグループが投資会社としての性質を強める中、孫氏がソフトバンクの会長を退任することは、利益相反に抵触するリスクを低減する可能性があると報じています。
Source:ソフトバンク, Bloomberg
Photo:ソフトバンク(1), (2)
(seng)
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