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韓国Hyundai、Appleサプライヤーになるべきか躊躇していると報道

apple hyundai
 
韓国メーカーHyundaiは、自動運転車開発でAppleとの提携が噂されていますが、社内でAppleと組むべきか否か意見が分かれている、とReutersが報じています。

Hyundaiは契約生産は行わない方針?

自動運転車プロジェクト「Titan」の存在が長年噂されていたAppleですが、Hyundaiが実際の自動車生産を担う可能性が1月初旬に伝えられました。
 
HyundaiとAppleとの間の交渉は初期段階にあるとされており、詳細は何ら明かされていませんが、Hyundai社内でAppleと提携すべきかどうかの議論が行われているとの新たな報道がありました。
 
「当社は、他社メーカーのために生産を請け負うようなことはしない。Appleと仕事をすればいつも良い結果につながるというわけではないと考えている」とHyundaiの役員クラスの従業員はコメントしています。
 
Hyundaiは他社メーカーとの協力を極力拒んできたことで知られており、垂直統合されたサプライチェーンでエンジンやトランスミッションだけでなく、鉄鋼までも社内で生産しています。
 
「(Hyundaiにとって)オープンになるということは非常に難しいことだ」と情報筋の一人は述べています。「Appleは親分肌だ。マーケティング、製品、ブランドすべて自分たちでやる。同様にHyundaiも親分肌のため、提携は困難だろう」
 
しかしながら、Hyundaiは生産能力が余っているとも伝えられており、契約生産は決して悪い話ではないとの意見もあるようです。

Kiaが代わりにApple Carの契約生産を行うかも?

HyundaiはAppleとの初期段階の交渉にあると報じられましたが、傘下メーカーのKiaのほうがAppleのパートナーに向いているとの意見もHyundai社内で上がったようです。
 
HyundaiがAppleのサプライヤーとなった場合、「プレミアムなイメージが損なわれかねない」と従業員の一人は述べています。Kiaは米国ジョージア州に工場を保有しており、最終組み立てを米国内で行いたいというAppleの要望とも一致するとのことです。
 
Hyundaiが今後Appleのパートナーとなるかは定かでありませんが、もし提携した場合でもFoxconnのように単に生産委託を受けるだけでなく、それ以上の存在になるとみられています。
 
 
Source:Reuters via MacRumors
(lexi)

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