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携帯大手3社の新料金、乗り換え意向は「ahamo」が首位。格安SIM利用者も注目

ahamo SoftBank on LINE povo
 
3大携帯キャリアから発表された新料金プランの認知状況と乗り換え意向の調査結果が好評されました。認知度はNTTドコモの「ahamo」が最も高く、乗り換え意向は大手キャリアユーザーは同社の新プランに、格安SIMユーザーは「ahamo」への乗り換え希望者が多いことが分かります。

大手キャリアが相次ぎ発表した新料金プラン

2020年末から2021年初めにかけて、NTTドコモが「ahamo」、ソフトバンクが「SoftBank on LINE」(仮称)、auが「povo」と、月間20GBのデータ通信が使える新料金プランを相次いで発表しました。
 
これらの新料金プランの認知度と乗り換え意向を、自身で契約したスマートフォンを使用している全国の20代〜50代の男女1,700人にWebアンケートで調査した結果をALL CONNECTが発表しました。
 
なお、調査実施期間は2021年1月19日〜20日で、楽天モバイルが「Rakuten UN-LIMIT VI」を発表した1月29日よりも前です。

認知度はドコモの「ahamo」がトップ

3大キャリアが発表した新料金プランを「知っている」と回答した割合は、NTTドコモの「ahamo」が69.8%、auの「povo」が51.8%、「SoftBank on LINE」が43.1%という順でした。3社の中で最初に発表された「ahamo」の認知度が約7割で最も高くなっています。
 

 

乗り換え意向でもトップは「ahamo」

3社の新料金プランについて詳細を示した上で、新プランに乗り換えたいかを尋ねたところ、「乗り換えたい」「やや乗り換えたい」を合計した乗り換え意向は、「ahamo」が37.9%で最も高く、「povo」が30.5%、「SoftBank on LINE」が25.7%と続いています。
 

 

大手キャリア利用者は同じ会社の新プラン希望率が約半数

現在契約している携帯電話事業者別に、乗り換え意向を比較したのが以下のグラフです。
 
NTTドコモ、ソフトバンク、auの大手3キャリア利用者は、同じキャリアの提供する新料金プランへの乗り換え意向が半数程度と、最も高い傾向があります。
 
楽天モバイル、Y!mobile、UQ mobile、その他(LINEモバイル、mineo、OCN モバイル ONE、BIGLOBEモバイル、IIJmio、y.u mobileなど)の利用者は、いずれも「ahamo」への乗り換え意向が最も高くなっています
 

 

新プランに乗り換えたい理由

調査では、「ahamo」「SoftBank on LINE」「povo」それぞれに乗り換えたいと回答した理由も尋ねています。
 

ahamoに乗り換えたい理由

「ahamo」に乗り換えたい理由は、「価格が安いから」が70.7%でトップ、次いで「電波がつながりやすいキャリアだから」32.9%、「手続きが簡単そうだから」20.7%などと続いています。
 
契約事業者別では、楽天モバイルの利用者が「電波がつながりやすいから」が59.0%と高いのが目立つほか、「価格が安いから」がサブブランドや格安SIMの利用者でも高く、料金の安さがインパクトを与えていることがわかります。
 

 

SoftBank on LINEに乗り換えたい理由

SoftBank on LINEに乗り換えたい理由も、全体のトップは「価格が安いから」で70.9%でした。以下、「手続きが簡単そうだから」18.8%、「電波がつながりやすいキャリアだから」17.6%などと続いています。
 
契約事業者別では、大手3キャリア利用者で「手続きが簡単だから」が揃って2位に入っており、各種手続きがLINEで完結する簡単さがメリットと映っているようです。
 

 

povoに乗り換えたい理由

povoに乗り換えたい理由も、トップは「価格が安いから」が79.8%で、ahamo(70.7%)、SoftBank on LINE(70.9%)よりも高いのが目立ちます。
 
これは、ahamoとSoftBank on LINEがセットにしている5分以内かけ放題(500円)を選択可能なオプションとして、最低料金を2,480円から利用可能としたことが魅力的に映っているためと思われます。
 
また、auのサブブランドであるUQ mobileの利用者も、povoに乗り換えたい理由として「価格が安いから」を挙げています。
 

 
 
Source:ALL CONNECT/PR Times
(hato)

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