海外大手メディアのReutersは2月4日、トランプ支持者や右派に人気のSNS「Parler」の最高経営責任者(CEO)が突如解任されたと報じました。
取締役会で突然解任
Reutersによると、ParlerのCEOを務めるジョン・マッツェ氏は、現地時間1月29日に開催された取締役会においてCEOを解任されました。
マッツェ氏は決議が行われた取締役会には参加しておらず、不意に解任されてしまった模様です。
Parlerは言論の自由を重視し、不適切な投稿についても削除をほとんど行わないSNSとして知られています。
マッツェ氏は、SNSの運営方針等について「抵抗があった」と言及しており、Parler内部で意見の対立が続いていたことが推察されます。
SNSアプリは利用停止中
Parlerは、1月6日に発生した連邦議会占拠事件で多数の参加者に利用された結果、GoogleおよびAppleから「暴力を助長するアプリ」と判断され、両社のアプリストアから削除されています。
その後、AWSからもサービス提供を打ち切られました。
サービスを再開できず
Parlerは現地時間1月16日に公式ホームページを再開し、マッツェCEOのコメントとともに、近いうちにサービスを復活させると表明していました。
しかしながら、記事執筆時点においてもサービスを利用できない状態が継続しており、マッツェ氏はParlerの復活を実現する前に解任されています。
Google Play StoreおよびApp Storeからアプリが削除されたことや、AWSのサービス提供を打ち切られたことは、Parlerにとって大きな痛手となった可能性があり、今後の対応をめぐってParler内部で混乱が生じている可能性があります。
Source:Reuters
(seng)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania