ワクチンに関する誤った情報は パンデミックのかなり前から出回っているが、世界的に変化する致命的なウイルスの蔓延と戦う中で、反科学的な陰謀がネット上で盛り上がらないようにすることは、これまで以上に重要な意味を持つ。
今回Facebook(フェイスブック)は、虚偽のワクチンに関する主張を取り下げるための基準を拡大すると発表した。同社はWHO(世界保健機関)などと協議して作った新しい規則の下で、新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチンには「効果がない」「病気にかかる方が安全である」といった主張や、広く論破されてきた「ワクチンが自閉症を引き起こす可能性がある」という、反ワクチン派の主張を削除する。
acebookはルールを破ったグループ、ページ、アカウントに対して「特定の焦点」を当て、プラットフォームから削除される可能性を示唆している。
In the coming weeks we'll be making it harder to find accounts in search that discourage people from getting vaccinated on Instagram. These changes won't happen overnight, but will help keep our community safe and informed, especially as more claims around the vaccine emerge.
— Adam Mosseri (@mosseri) February 8, 2021
Facebookは2020年12月に新型コロナウイスワクチンに関する誤った情報を制限する措置を講じ、ワクチンのロールアウトのためのプラットフォームを準備していたが、その一方で、反ワクチン派の広がりへの対応では大きく遅れをとっている。同社は「新型コロナウイルスワクチンにマイクロチップが含まれているという虚偽の主張」や、ワクチンが一部の人々の同意なしに実験されていると主張する内容を含む、いくつかの誤報を含む投稿の削除を開始した。
なぜこの種の情報が、Facebookの新型コロナウイルスの誤報規制の対象にならなかったのかは、誰にもわからない。同社は新型コロナウイルスに関連した陰謀論の爆発的な広がりを防ぐために、パンデミックの早い段階から新しいポリシーを導入していたが、何度も何度も規則を均一かつ十分に施行することに失敗している。
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タグ:Facebook、新型コロナウイルス、陰謀論
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(文:Taylor Hatmaker、翻訳:塚本直樹 / Twitter)