海外メディアは、各国で人気が急上昇している音声SNS「Clubhouse」が中国本土から利用できなくなったと報じました。政府当局が規制を開始した可能性があります。
中国での人気が急上昇
Clubhouseは、日本でも注目度が急速に高まっていますが、中国でも人気となっており、ユーザー数が急速に増加しています。
Clubhouseはグレートファイアーウォールと呼ばれる中国政府当局の情報統制の対象外であり、自由な議論を行うことが可能だったことが人気の原因と言われていました。
2月7日時点の報道では、新疆ウイグル自治区問題や台湾問題、香港の国家安全保障法に関する問題等、中国国内では「タブー」と言われる話題もClubhouse上では議論されていた模様です。
現在は利用できない状態に
TIME等の海外メディアは2月8日、中国本土からのClubhouseへのアクセスがブロックされるようになったと報じました。
Reutersによると、現地時間2月8日の午後7時30分頃には既にアクセスできない状態になった模様です。
TIMEは、中国国内で利用可能なSNSであるWeChatやWeiboにおいて「Clubhouseが接続障害で利用不可になった」という投稿が散見されるようになったと報じています。
先週末には、中国国内でタブーとされる話題について、数千人が議論を行っていたとみられ、中国政府が情報統制強化に乗り出した可能性があります。
Weiboでは#Clubhouseというハッシュタグがついた投稿が5,100万回閲覧されており、アリババのオンラインストアでは招待コードが4,500円以上で取引されるなど、多くの注目を集めていたことが、中国政府の目にとまったものと推察されます。
Source:TIME, Reuters
(seng)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-346237/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania