米国からの経済制裁により、最新チップの供給が足りなくなるなど危機的状況に置かれているHuaweiですが、最高経営責任者(CEO)の任 正非(じん せいひ)氏が久々に報道陣の前に登場し、「ジョー・バイデン米大統領と新たな関係を模索し話し合いたい」と述べました。
アメリカと取引を続けたいと強調
「当社には、政治の渦に取り巻かれるようなエネルギーはない。ただ単に良い製品が作りたいと思っているだけだ」とHuaweiの任CEOはコメントしました。「今も多くのアメリカ製の原料、部品、機器を買いたいと思っている。中国の成長を共に享受できるはずだ」
しかしながら任CEOは、Huaweiをエンティティ・リスト(米商務省が国家安全保障や外交政策上の懸念があると指定した企業の一覧)から取り除くのは非現実的だと思っているとも述べました。
「不可能とは言わないが、非常に困難だろう。なので、そのような希望は基本的に持っていない」
スマートフォン事業の売却は否定
Huaweiは、プレミアムスマートフォンモデルである「P」と「Mate」シリーズの売却を検討していると1月下旬に報じられるなど、スマートフォン事業の受け渡しが噂されていましたが、任CEOは事実でないと報道を否定しました。
「(スマートフォン事業を含める)消費者事業を売却することはありえない」
iPhone12は最高のスマートフォン
Huaweiの任CEOは、「iPhone12は最高のスマートフォンだ」とも会見の中で述べたとされています。
「ヨーロッパのハイエンド顧客はAppleが大好きだ」と任CEOは続けました。「Huaweiはプレイミアムデバイスの販売はもう行っていないが、AppleのスマホはHuaweiの5G技術がベストであると証明してくれる」
Source:South China Morning Post via NextPit
Photo:Kārlis Dambrāns/Flickr
(lexi)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania