時事通信と毎日新聞は2月17日、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」についてiPhone用のiOS版についても不具合が発生していると報じました。
Android版では致命的な不具合
Android版のCOCOAについては、陽性者と接触しても検知・通知が行われない致命的な不具合が2020年9月から発生していたことが判明しており、厚生労働省は2月中旬の改修に向けて対応を急いでいます。
深刻な不具合が4カ月も放置されていたことが問題視されており、厚生労働省は検証を行った上で関係者を処分する意向だと報じられています。
iOS版で初期化される不具合
時事通信は2月17日、iOS版COCOAで初期化される不具合が発生していると報じました。
時事通信によると、2月17日の衆議院予算委員会における答弁の中で、平井デジタル改革担当相がiOS版COCOAで不具合が発生していることを認めました。
平井大臣は、iOS版アプリの次回バージョンアップで不具合が解消される見込みだと言及し、厚生労働省が近日中に検証内容を公表すると表明しました。
通知が届かない不具合
毎日新聞は2月17日、iOS版COCOAにおいて一部ユーザーに接触通知が届かない不具合が発生していると報じました。
毎日新聞によると、厚生労働省が既に調査を開始しており、不具合解消に向けて対応を進めている模様です。
今回、時事通信と毎日新聞が報じたiOS版COCOAの不具合については、同一の内容を指している可能性もあり、具体的な影響者数、原因等の詳細については未だ不明となっています。
国内で利用者が多いiOS版COCOAにおいても不具合が発生していた場合、ユーザーへの影響が大きいと推察され、厚生労働省による正式発表が待たれます。
Source:時事通信, 毎日新聞
(seng)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-348009/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania