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ハイビートと80時間パワーリザーブを両立した次世代のグランドセイコー誕生

日本はもとより、世界最高峰の時計製造技術を誇るグランドセイコーに、次世代メカニカルムーブメントを搭載したレギュラーモデルが新たに誕生しました。毎時36000振動のハイビートと80時間パワーリザーブを備えた「Heritage Collection Series 9(ヘリテージ コレクション シリーズナイン)」(104万5000円)は、セイコーの伝統と技術、美意識の粋を正しく受け継いだ正統派の進化形モデルです。

このたび「Heritage Collection Series 9」として発表された新レギュラーモデルにおいて、やはり真っ先に触れておかなくてはならないのは2020年に誕生したグランドセイコー専用ムーブメント「キャリバー9SA5」の存在です。

デュアルインパルス脱進機とツインバレルの採用により、毎時36000振動のハイビートとともに約80時間ものパワーリザーブを達成。さらに、独自の水平輪列構造によって薄型化を実現した、世界最新鋭のメカニカルハイビートムーブメントです。

自然豊かな「グランドセイコースタジオ 雫石」内の工房で、経験豊富な時計職人の匠の技によってひとつひとつ作られるもので、繊細なストライプ模様は、季節の変化に富んだ雫石川の流れをモチーフとした「雫石川仕上げ」を表現しています。その精巧な営みはシースルーになったケースバックを介して確かめられます。

最先端のムーブメントを包むのは、セイコーのデザイン文法を正しく継承しながら、モダンな感性で美しく進化した外装デザイン。

大胆な型打模様と繊細な陰影でダイヤルに表現されているのは、生命力にあふれた荘厳な白樺林。これは雫石の工房からほど近い場所にある白樺の群生地域からインスピレーションを得たもので、大いなる自然に抱かれながら脈々と受け継がれる人間の営みをイメージしています。

視認性を配慮して、インデックスと時分針は立体的に、力強くデザイン。一方でブルーの長い秒針が、シャープで美しいコントラストを生み出しています。また、ザラツ研磨による歪みのない鏡面仕上げに繊細なヘアラインを施したケースは、重心を低く抑えることで快適な装着感にも寄与しています。

はっと目を惹く静謐な美しさ、いつまでも見つめていたくなる匠の技術。新時代のスタンダードにふさわしい、上質なタイムピースです。3月6日より発売です。

>> グランドセイコー「Heritage Collection Series 9」

<文/&GP>

 

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