米国による経済制裁により米企業の技術を使用できなくなったHuaweiのスマホの売上高は、マイクロチップの供給不足に陥ったことなどが影響し、2020年第4四半期(10月〜12月)に42%落ち込みました。Huaweiは新たな収益源を模索しており、養豚事業への参入も視野に入れている、と英BBCが伝えています。
今年スマホの出荷台数を60%削減か
Huaweiは今年のスマホ出荷台数を最大60%削減させると報じられています。同社は新たな収入源確保のため、クラウドコンピューティングサービス、スマート自動車、ウェアラブルデバイスなどの事業へと移行していますが、これまでICT技術があまり導入されてこなかった養豚などの分野にも目を向け始めているようです。
中国は世界最大の養豚産業を誇っており、豚の飼育数は世界の半数に上ります。
養豚産業に顔認証を導入?
テック企業による養豚産業への参入はまったく新しい試みではなく、中国ではすでにJD.comやAlibabaが養豚従事者と協力し、新技術の導入を試みています。
「養豚は、ICT技術を使って5G時代に伝統産業で新たな価値創出を行える例のひとつである」とHuaweiの広報担当者はコメントしています。
人工知能(AI)を駆使して、病気の発見や豚のトラッキングなどを行うことができ、顔認証技術で豚を個別に識別し、他の技術で体重、食事、運動管理なども可能とされています。
Source:BBC
Photo:Heather Paul/Flickr
(lexi)
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