Appleが現地時間2021年2月18日、米国特許商標庁(USPTO)にて、冷却ファンに関する特許を取得しました。
高発熱のAppleシリコン用の冷却ファンに関する特許か
Appleが今回取得した特許は、「冷却ファンを搭載した電子機器」に関するもので、冷却ファンの性能と静音性の向上について記述されています。
Patently Appleは、次世代iMacを含め、今後のMacに搭載される新型Appleシリコンにおいて、動作速度向上やGPU強化により発熱が増加することを念頭においた特許ではないかと推察しています。
新型iMacや、14インチおよび16インチMacBook Proが搭載すると噂のAppleシリコン、「M1X」ではTDP(PL1)が35Wに増加するとみられています。
冷却ファンの適切な設計で、性能と静音性を両立
特許には、冷却ファン内にガイドベーンを適切に配置することで、ガイドベーン無しの場合と比較し同じファン回転数でも空気の排出量が2%向上、ノイズも低減することで、冷却性能とユーザー体験の両方が向上すると記載されています。
特許内に記された上記図表4は冷却ファンの全体図と空気の流れで、冷却ファン通過後の空気は図表6のガイドベーンによって方向づけられると説明しています。
図表1、2、5は、iMacらしき筐体に、冷却ファンがどのように搭載されるかを示しています。
図表13にはMac Proらしき筐体が、図表14にはMacBook Proらしき筐体が描かれ、冷却ファンの搭載位置が示されています。
Appleは日々多数の特許を取得しているため、本特許に基づく実製品がいつ登場するかは不明です。
Source:USPTO via Patently Apple
Photo:Apple Hub/Twitter
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- Original:https://iphone-mania.jp/news-348275/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania