Appleが、インド政府が準備を進めている新たな出来高払い契約(PLI)スキームへの参加を検討しており、iPadの組み立てをインド国内で行うことを模索している、とReutersが伝えています。
Appleはインド政府の予算の3倍を請求
インド政府のPLIスキームの予算は、次の5年間で700億インド・ルピー(約1,018億円)とされていますが、Appleはその約3倍にあたる2,000億インド・ルピー(約2,909億円)を求めているとの報道です。請求予算額倍増の理由のひとつとして、インドのサプライチェーンの規模がAppleの需要に見合うだけのスケールに達していないことが挙げられるようです。
AppleはインドでiPhoneの生産を2018年から開始
Appleは、インドで輸入税を逃れるためにすでに同国内でiPhoneの生産を2018年から開始しています。Appleはデバイス生産を中国以外で行う試みを強めており、今年はベトナムでiPadの生産を始めると先月Nikkei Asiaが報じました。iPadの量産が中国国外で行われるのは初めてのことです。
今回Reutersに情報を提供した2人の人物によれば、インドでiPadの組み立てを請け負うのは現行サプライヤーのうちの1社であるとのことです。Appleは現在、組み立てサプライヤーとしてインド国内にFoxconn、Pegatron、Wistronの3社を抱えています。
Source:Reuters via The Verge
Photo:Apple
(lexi)
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- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania