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iPhone用カメラ、LG InnoTekとシャープが供給数拡大か

iPhone12s
 
韓国メディアThe Elecが、LG InnoTekがiPhone用カメラモジュールの供給数を増やしていると報じました。

カメラサプライヤーが3社から2社に減少

The Elecによれば、LG InnoTekの光学ソリューション事業への支出額は2019年が2,821億ウォン(約269億円)、2020年が4,798億ウォン(約457億円)、2021年は2020年から更に14%増加する見通しのようです。
 
2021年の増加の背景には、中国O-Filmが中国当局によるウイグル人の人権侵害キャンペーンの一端を担っていたとして、サプライヤーのリストから除外されたことで、供給メーカー数が3社から2社に減ったことが背景にあるようです。

センサーシフト方式手ブレ補正機構搭載カメラの受注を目指す

今後はO-Filmが分担していた約10%台後半の製造割合を、LG InnoTekとシャープが担う見込みです。
 
LG InnoTekは、iPhone13(仮称:iPhone12sとの噂もあり)で採用機種が拡大されると噂の、センサーシフト方式手ブレ補正機構搭載カメラの受注に向けて、光学ソリューション事業への投資を拡大しているようです。
 
iPhone13では、LG InnoTekやシャープがシングルカメラをマルチカメラに組み立ててからFoxconnに納品していたのが、マルチカメラへの組み立てもFoxconnが担うようになることで納入単価が下がる見通しですが、部品単価の高いセンサーシフト方式手ブレ補正機構搭載カメラの受注獲得で、総販売額は増加するだろうとThe Elecは予想しています。
 
 
Source:The Elec
Photo:Apple Hub/Twitter
(FT729)

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