和装産業を牽引する京都の3団体(西陣織、丹後ちりめん、京友禅)は、XRきもの展示場「京きもの語り」を2021年2月18日にオープン。京都の街並みをリアルに再現した「バーチャル京都」のなかで、3団体が有するきものと帯がコラボした貴重なコーディネートなどを展示中だ。また、職人の技を知ることができる「工房ツアー」もあるという。
同展示場は常設サイトとして運営され、季節やテーマを設けて入れ替わる展示やショーを展開していく見込み。その役割は、ニューノーマルの新しい販売ツール、きものファッションの表現ツール、顧客とのコミュニケーションツール、海外への販路拡大など幅広いようだ。
和服へのハードルを下げる
メイン展示場は「京都きものXR巴」。ここには3団体のきものと帯が集結し、さまざまなコーディネートを披露する。空間内にいる人をくるくると回してコーディネートをチェックすることもできるようだ。
同サイト内に広がる「バーチャル京都」の構築を手がけたのはBIMobject Japan株式会社。石畳や木の質感などの細部にまでこだわったリアルな空間となっている。また、3D撮影により実現した「工房ツアー」においてもきものの製作過程を複数展示するなど開発支援を行った。
「京きもの語り」へ行ってみよう。
同じく画面左上にある「京都きものXR巴」を押すと、開放感のあるバーチャル店舗へ移動する。店内には和服の女性たちがおり、気になるコーディネートは人の上にあるアイコンから詳しくチェックできる仕組みだ。また、店舗内のモニターや棚に置かれたPCから3団体の詳しい情報や公式サイトにアクセスできる。
豊富なコンテンツとシームレスな設計が魅力のサイトとなっていた。
PR TIMES(京きもの語り)
PR TIMES(BIMobject Japan株式会社)
- Original:https://techable.jp/archives/148964
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口