上場以来、Airbnb(エアビーアンドビー)のニュースの大半は規則に関するものだった。しかし米国時間2月24日、同社はプロダクトに関する発表を行った。
パンデミックがあらゆる行動を変え、新たな行動の多くが永遠に続くことをみんなが認識する中で、Airbnbは人々とともに変化しようとしている。
同社は、プラットフォーム上でユーザーが宿泊予約をする際に正確な日付を入力することなく行えるFlexible Searchを導入する。ユーザーは週末旅行や、1週間あるいは1カ月単位のバケーションを特定の日付を設定することなく検索できる。
これはブラウズするときにより多くの選択肢をユーザーに提示するだけでなく、ホスト側からすると露出を増やすことになる。
Airbnbは、米国人の4分の1が閑散期に旅行する事を検討し、2021年はこれまでのところAirbnbで検索する人の3分の1が旅行日程や行き先に関してフレキシブルであることが新たな旅行トレンド調査で明らかになっている、と話す。
Airbnbのブログ投稿では次のように述べられている。「新型コロナウイルスは引き続き我々の旅行の仕方を変えています。周辺の宿泊や長期滞在を簡単に見つけて予約できるよう2020年プラットフォームを再デザインしたのに加え、新しいFlexible Dates機能は人々が将来どのように旅するかという点における広範なシフトに沿うものです。従来の旅行産業は決められた目的地、日付で成り立っていましたが、そうしたモデルはもはや今日の旅行者のニーズに合うものではありません」。
旅行、特に飛行機を使ったものは2020年、パンデミックのために壊滅的だった。緩やかな回復の兆しが徐々に見え始めているが、リモートワークへの移行(結果的に大幅に出張が少なくなる)は旅行業界の不況がいましばらく続く事を意味する。とはいえ、Airbnbの旅行トレンド調査によると、人々の大半(54%)は旅行を恋しく思い、次のバケーションを計画している。
Flexible Searchでは、はっきりとした日付が決まっていない旅行をユーザーは思い描くことができる。これは世界中の国の新型コロナ陽性率がシフトし続けている中で特に重要だろう。
カテゴリー:ネットサービス
タグ:Airbnb
画像クレジット:Phillip Faraone / Stringer / Getty Images
[原文へ]
(文:Jordan Crook、翻訳:Nariko Mizoguchi)