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整備済みスマホの世界市場、2020年に9%縮小〜カウンターポイント

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000088.000033140.html
 
リファービッシュ(整備済み)スマートフォンの世界市場は、2020年に9%縮小したという調査結果を含む、Counterpoint Refurbished Smartphone Market Trackerによる最新調査が、カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチにより発表されました。

2020年通年で整備済みスマホ市場は縮小

2020年上半期(1月〜6月)における整備済みスマホ市場は、2019年上半期と比較して16%もの大幅下落となりました。
 
その後、AppleのiPhone12シリーズの発売をはじめとする新商品の販売増加が、二次流通市場にもプラスに働いたことにより、2020年下半期(7月〜12月)の市場は少し持ち直しました。
 
しかし2020年通年で見ると、世界の主要市場すべてにおいて、主に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に起因する市場の縮小がみられました。
 

新型コロナが影響

カウンターポイントによると、COVID-19によるロックダウンと経済の冷え込みにより、2020年の新品スマホ販売もまた9%下落しました。これは買い替えが減ったことを意味し、その影響を受けて二次市場に回る台数も減少したことを意味します。
 
主要な二次市場であるインドと中南米では、厳しいロックダウンが延長された影響で、2020年の上半期における市場はそれぞれ20%減、24%減となりました。
 
また整備済みスマホ市場のエコシステムで最も重要な国である中国市場は、2020年に大幅減少となりました。その要因となったのが、中国と香港の間の緊張関係と、対米貿易摩擦です。

明るい兆しもあり

しかし明るい兆しもあります。例えばAppleは二次流通市場で成長を遂げ、同社の二次市場におけるシェアは39%から42%へと増加しました。
 
流通市場としては、Back Market(2014年創業の整備済みスマホ販売サイトを運営するフランスのスタートアップ)や、Recommerce(2009年創業の整備済みスマホ販売サイト。欧州を中心に展開)などが伸びています。
 
また中古スマホを取り扱う新しいビジネスの数も増えており、リファービッシュ(既存ネットワーク規格の)LTEスマートフォンの平均売価(ASP)は上昇しているとのことです。

 
 
Source:カウンターポイント/PR Times
(lunatic)

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