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米ミネソタ州とアリゾナ州でAppleのアプリ内課金のルールを迂回できる新法案が提出

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AppleおよびGoogle以外のサードパーティーアプリストアの導入をiOSやAndroid OSで認める法案がノースダコタ州で否決となりましたが、同じ内容の新法案がミネソタ州アリゾナ州でも提出されたことが明らかになりました。

法案可決でAppleおよびGoogleのアプリ内課金に対する手数料の迂回が可能に

「多くの人々が巨大テック企業の持つ強大化する影響力とパワーを怖れている。公平でオープンなデジタル経済を作ることに対しての興味は高まっている」と、新法案を推し進めるミネソタ州の代議士ザック・ステファンソン氏はコメントしています。
 
Appleは開発者に独自のアプリ内決済システムを使用することを許可しておらず、iOSアプリでのあらゆるデジタル商品、サブスクリプションの販売はAppleのアプリ内課金システムを介して行う必要があります。Appleはすべてのアプリ内課金に対して、15%または30%の手数料を徴収しています。
 
ミネソタ州の新法案が可決されれば、同州の開発者はAppleやGoogleの徴収するアプリ内課金の手数料を合法的に迂回することが可能になります。AppleとGoogleはすでに法案が可決されるのを阻止するためにロビー活動を開始していると伝えられています。
 
アプリ内課金に対する手数料の迂回は、人気のサードパーソンシューターゲーム「フォートナイト」を運営するEpic Gamesが昨年行おうとしたことですが、結果としてゲームはApp Storeのルールに反しているとしてストアから削除されるに至りました。

アリゾナ州ではすでに似たような法案が下院を通過

アリゾナ州でも同じような法案が提出され、下院委員会によって可決された、とサブスクリプションメディアThe Informationが報じており、今後法案が上院を通過できるかに注目が集まっています。
 
ノースダコタ州で提出されたAppleおよびGoogleの手数料を迂回できる法案は、最終的に否決されるに至っています。法案に反対していたAppleのチーフ・プライバシー・エンジニアのエリック・ニューレンスクワンダー氏は、法案は「iPhoneのプライバシー、セキュリティ、安全性、パフォーマンスを弱体化させる」と述べています。
 
 
Source:Star Tribune, The Information via MacRumors
(lexi)

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