米国の制裁によって窮地に陥ったHuaweiが新たなビジネス分野として、電気自動車市場に乗り出す用意があるのではないかと報じられています。
早ければ年内にも登場?
米中貿易摩擦の緊張高まりによって、米政府の禁輸リスト(エンティティリスト)入りしたHuaweiは、国際的なスマートフォンや5Gネットワーク市場から大きく締め出されることとなりました。
スマートフォンについては米企業に頼らない形で、中国国内企業を中心にサプライチェーンを構築している最中とされていますが、技術的な面で難航していると言われています。制裁解除の目処がつかないため、自社ブランドのHonorを手放す羽目にもなりました。
そんな窮地に追いやられたHuaweiが新たなビジネス分野として、自社ブランドで電気自動車(Electric Vehicles:EV)の製造を計画しているようです。Reutersに複数の事情通が語ったところによると、HuaweiはEV市場の急速な拡大に目をつけ、国内関連企業と話し合いを進めており、早ければ年内にも一部モデルを市場にリリースする用意があるようです。
Huaweiのスポークスマンは取材に対し、EVのデザインや自社ブランドで生産を行うことについては否定したものの、自社の技術をOEMに活用することなどについては含みを持たせています。なお先日、Huaweiは養豚事業を手掛けるのではないかとの観測も浮上しました。
AppleやMicrosoftも強い関心
電気自動車市場に乗り気なスマートフォン企業は、Huaweiだけではありません。何年も前からAppleは、Project Titanの名の下に電気自動車型の自動運転システムを開発してきました。最近もHyundai/Kiaや日産、三菱などとの提携が噂されたばかりです。
また、MicrosoftもGenral Motorsの子会社に約2,000億円の資金を投資したことが報じられています。
Source:Reuters via GSMArena
(kihachi)
- Original:https://iphone-mania.jp/news-350553/
- Source:iPhone Mania
- Author:iPhone Mania