広島県・宮島にある寺院で最も歴史が深いといわれる大本山大聖院にて、アートと歴史文化をかけ合わせたイベント「menewal edition zero」が2021年2月20日~23日に開催された。そして24日からはオンライン展示をスタート。リアルイベントで展示された2つの作品と、360°VRで再現した会場を楽しむことができる。
VR会場を自由にめぐろう
展示作品のひとつがコラージュアーティストの河村康輔氏による『Three』。全国唯一の鬼神「三鬼大権現」を、1枚のイメージをカットアップし再構築するコラージュ技法で仕上げた作品だ。
もうひとつは、映像クリエイター集団のCOSMIC LAB とサウンドデザイナーのJEMAPURが手がけたオーディオヴィジュアル『decode』。大聖院・弥山の時空間を拡張させたXR映像と現地でレコーディングしたハイパーソニック・サウンドを融合させた作品となっている。
加速する「あたらしいツーリズム」
同イベントは、新たな安全・安心な旅のスタイルを普及・定着させ「旅行需要の回復」「地域経済の活性化」などを推進する観光庁の「あたらしいツーリズム」の一環で開催されている。
以前Techable(テッカブル)でも取り上げた、夜の鳥取砂丘でARを活用して月面を体験するという実証実験も「あたらしいツーリズム」の一環だった。ニューノーマル時代を迎え、最先端テクノロジーなどを駆使した新たな旅のスタイルが生まれてきているようだ。
- Original:https://techable.jp/archives/149528
- Source:Techable(テッカブル) -海外・国内のネットベンチャー系ニュースサイト
- Author:樋口